マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)などで活躍した元イングランド代表のウェイン・ルーニー氏が、アルコール依存症について語った。

同クラブで共闘した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏のポッドキャスト『リオ・ミーツ』に登場したルーニー氏。

「週末に2ゴール決めたんだ。それから家に帰って、2日間ずっと飲み続けた。頼れる人が誰もいないと思った。本当は頼りたくなかった。誰にもそんな重荷を背負わせたくなかったから」と重度のアルコール依存症だったと明かした。『BBC』など複数メディアが伝えている。

2021年に現役を引退したルーニー氏は、エヴァートンでプロデビューを果たし、2004年から2017年まで在籍したユナイテッドでは公式戦559試合253得点142アシストを記録した。

当時のトレーニングでは、二日酔いを隠すために目薬、ガム、アフターシェーブを使用。「非常に苦労した」と現役生活を振り返った。

それでも今年で結婚生活17年目を迎える妻のコリーンさんの存在が、ルーニー氏を救った。

「彼女は素晴らしい人なんだ。僕が17歳のころ、彼女は僕の心を読んで、僕が間違った道を歩んでいると分かったんだね。

僕はフットボールに夢中だったが、夜遊びするのも大好きだった。

彼女はすぐに僕のアルコール問題を察知し、できる限りコントロールしようとしてくれた。彼女がいなければ、いまごろ死んでいただろう。そう確信している。コリーンは20年以上もの間、僕を正しい道に導いてくれた」

なお、現在39歳のルーニーは16歳のときに37歳と48歳の売春婦と性行為をしていたが、コリーンさんは口論の末にルーニー氏を許したという逸話もある。

編集部おすすめ