スペイン1部のレアル・ソシエダで4シーズン目を迎えた日本代表MF久保建英。
昨季のソシエダはリーグ11位と低迷し、欧州コンペティション出場を逃した。
24歳の久保は移籍が噂されるなか、チームに対して補強の必要性を訴えると、16日に行われたバレンシアとの開幕戦で同点ゴールを叩き出した(試合は1-1の引き分け)。
そうしたなか、スペイン紙『AS』は、「久保はもはや言い訳できない」と伝えていた。
「日本人選手は、より大きな存在になるためには、安定したプレーを続けなければならない。
(主力MFマルティン・スビメンディらが移籍して)久保はソシエダの最大の財産となった。
24歳の久保にとって、今シーズンはサッカー界で確固たる地位を築き、安定したパフォーマンスを発揮することが期待されている。
彼は自己批判を惜しまないし、同時に要求も厳しい。今夏の補強不足を公然と批判したことは、チームではあまりよく受け入れられなかったようだ。
しかし、久保は自分自身を見つめ直し、言い訳をやめ、自身のポテンシャルはさらに高いことを認識する必要がある。
ソシエダは、久保がスタメンに入らない時の勝率(47%)が、スタメン出場時(42%)よりも高いことがそれを如実に示している。
彼は素晴らしい選手だが、ピークを迎えるには充実したシーズンにすることが必要だ。それでも、バレンシア戦のように先発した久保の影響力に疑いの余地はないが」
久保がソシエダでゴールした23試合でこれまでチームは負けたことがない。それでも、さらなる活躍を現地は期待しているようだ。
ソシエダは、24日の第2節でエスパニョールをホームで迎え撃つ。