前田大然と旗手怜央が所属するセルティックは、国内3冠をかけて24日にアバディーンとのスコティッシュカップ決勝を戦った。

旗手が負傷欠場となるなか、前田はフル出場。

1-1のスコアで迎えたPK戦で前田は4人目のキッカーとして成功したものの、セルティックは2人が失敗したことで万事休す。

格上のセルティックは、ボール保持率81.5%、シュート21本を放つも決定力を欠き、3冠を逃すことに。

今季全コンペティションで33ゴールと大暴れして国内の個人タイトルも総なめした前田だが、この日は不発。後半アディショナルタイムに訪れた決定機も仕留められず。

『Football Insider』は「前田はこの夏でセルティックを退団するかもしれないが、日本代表は左ウィングとして惨めな時間を過ごし、試合に入れず。終了間際のチャンスも失敗」として2点の低評価を与えていた。

また、セルティックのレジェンドでもあるスコット・ブラウンは、『BBC』の解説で「最後に前田には優勝を決めるチャンスがあった」と指摘。

ただ、BBCの記者は「前田が迫り来る1対1の場面で彼はよくやっていた。冷静さを保ち、体を大きく保っていた」として、相手GKのセーブを讃えていた。

PKを失敗したセルティックの主将カラム・マクレガーは、試合後に涙。

ブレンダン・ロジャーズ監督は「油断していたわけではない。試合に勝ちたいという強い意志とハングリー精神を持っていた。

ただ、攻撃面で十分なプレーができなかった。問題は主に自分たち自身にあった。必要なレベルに達することができなかった。これがサッカーであり、スポーツだ。我々はロボットではない。本当にいいシーズンを送ったが、これは傷つく。これが来季へのモチベーションであり、原動力になる」と話していた。

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