元日本代表FW鈴木隆行さんが16日、元同代表の鈴木啓太さんのYouTubeチャンネルに出演して代表時代の悩みを打ち明けた。

2001年に同代表に招集された鈴木隆行さんは「チームから連絡が来て選ばれたみたいになったけど、まったく興味がなかった。

俺なんかが代表に入って活躍できるなんて微塵(みじん)も思っていなかった」と心境を告白。

当時は常勝軍団のJ1鹿島アントラーズに所属していた同氏は、チーム内での結果やポジション争いに集中していたため、代表での活躍はイメージできていなかったようだ。

鈴木啓太さんの「うれしいはなかったんですか?」という問いかけにも「ない」と即答した。

当時の急激な評価上昇に「人間性が追いついていない」と振り返る鈴木隆行さん。楽しむ余裕もなく、重責を負ったため「なんで俺はこんな所にいるんだろう。責任を果たさなきゃいけない重圧ですごく苦しかった。どこ行っても苦しいじゃん。安住の地はないのかと思ったよね」と吐露した。

あまりのプレッシャーで当時はマスコミの取材を拒否していたという鈴木隆行さんだが、現在はプレッシャーから解放されて柔和な表情で当時を笑いを踏まえて振り返っていた。

同チャンネルの動画では日韓ワールドカップに向けた代表メンバー入りやベルギー戦での得点を振り返っている。

編集部おすすめ