J1ガンバ大阪は13日、イングランド2部シェフィールド・ウェンズデイから元日本代表DF初瀬亮を獲得したと発表した。

大阪府岸和田市出身の初瀬は、ジュニアユース時代から約9年間ガンバ大阪に所属していた。

2019年からは同じく関西のJ1ヴィッセル神戸に移籍し、才能が開花。左右どちらもこなすことができる主力サイドバックとして、神戸のJ1連覇や二冠達成などに大きく貢献した。

そんな初瀬は今年2月からイングランド2部のシェフィールド・ウェンズデイに移籍。6試合に出場したものの、半年でチームを退団していた。

『The Star』など複数の現地紙によると、クラブは選手含めスタッフ陣に給与未払いの状況が続くなど財政状況が極めて悪く、今夏に数多くの選手と契約を満了していた。

ガンバ大阪のクラブ公式HPに初瀬は「こんにちは!初瀬亮です。約7年ぶりにガンバに帰ることを決断しました。神戸に移籍した当時は、色々な葛藤の中、成長した姿を届けたいという想いを持ってガンバから離れ頑張る決断しました。海外でまだやる選択肢もありましたが、ガンバから自分を強く必要として頂き、日本一、アジアNo.1を獲得し、もう1度、強いガンバを取り戻すために戻る決意をしました。今まで積み上げてきたものを、練習からガンバのために全てを出し切ります。満員のパナスタでプレーできる日を楽しみにしています!」と語り、かつて育ったガンバに成長した姿を見せる旨のコメントを発表している。

海外移籍を挟んでいるとはいえ、地理的関係もあり“ライバル”として見られることも多い、ヴィッセル神戸とガンバ大阪間の移籍。

SNS上では神戸サポーターとG大阪サポーターの間で緊張が走りつつある。

近年、プロ野球などでも、海外移籍を僅か半年程度で切り上げ、日本国内の他クラブに移籍する事例が多発している。SNS上では、こうした移籍の在り方をよく思わないスポーツファンも多く、所謂『炎上』の事態につながることも多い。

阪神間に衝撃の走った大ニュース、「岸和田のだんじり男」の今後の動向から目が離せない。

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