2022年に女性2人に4回にわたり無断で性行為を撮影したという疑惑で、起訴されていた元韓国代表FWファン・ウィジョ。
現在はトルコ1部アランヤスポルでプレーする彼は、2017年から2019年までの3シーズンをJ1ガンバ大阪で過ごしていた。
昨年から起訴されていたファン・ウィジョは、今年実施された控訴審で懲役1年、執行猶予2年の判決が下され、上告が行われなかったため、判決が確定している。
韓国メディア『オーマイニュース』は18日、ファン・ウィジョの違法撮影行為において被害者の代理人弁護士を務めたイ・ウニ氏が、韓国のスポーツ団体統括組織である大韓体育会に、代表資格のはく奪や韓国国内におけるサッカー活動からの永久排除などを求める陳情書を提出する予定であると報じた。
また、陳情書には署名も付随する。
イ氏は「性犯罪の前科者が国内の表舞台に復帰すると、青少年とスポーツファンに犯罪を犯しても何の問題もなく生きていけるという歪んだメッセージを与えることになる。これは被害者に対する直接的な二次被害を誘発し得る」と説明している。
続けて「裁判所が容疑に対する刑罰を下すことと別に、大韓体育会はファン・ウィジョを懲戒し、類似の犯罪行為が発生しないよう予防措置を取る義務がある。それにもかかわらず大韓体育会は、裁判所の判決が確定した現在に至るまで何の措置も行っておらず、性犯罪に対する懲戒基準も明確ではない」と協会の管理体制に疑義を示している。
また、同紙はファン・ウィジョ側が控訴審においてワールドカップ出場の意向を表明していたことも報道。
控訴理由書において「韓国のエースストライカー・先輩選手として、後輩たちにノウハウを伝えるだけでなく、チームの中心であり柱の役割を果たすべき状況」とし、2026年に実施予定のワールドカップ出場の意向を示していた。