
スポルティングCPで圧倒的な成績を残していたポルトガルの若き知将ルベン・アモリン監督。
以前より複数のビッグクラブから関心を持たれていた指揮官だが、このほどマンチェスター・ユナイテッドが招聘することとなった。
そこで今回は、これまでプレミアリーグで指揮をとったポルトガル人監督のもとで活躍した選手たちを見ていきたい。
ネマニャ・マティッチ
現所属クラブ:リヨン(フランス)
仕えたポルトガル人指揮官:ジョゼ・モウリーニョ(現フェネルバフチェ)
元セルビア代表のMFネマニャ・マティッチは、ジョゼ・モウリーニョのもとで多くプレーした選手としても知られている。
若手時代はチェルシーへ引き抜かれるも出番がなく、一度はベンフィカへ完全移籍。
ただ2013年、モウリーニョが指揮官となった後に再びチェルシーへと買い戻され、プレミアリーグ優勝などタイトル獲得に貢献した。
2017年にはマンチェスター・ユナイテッドへ移籍し、再びモウリーニョのもとでプレー。その後、国を跨いでイタリアのローマでも共に仕事をしている。
ジョゼ・サ

現所属クラブ:ウルヴァーハンプトン(イングランド)
仕えたポルトガル人指揮官:ブルーノ・ラージ(現ベンフィカ)
ウルヴァーハンプトンの守護神を務めているポルトガル人GKジョゼ・サは、母国ではベンフィカやマリティモでプレーした。
2016年の冬に加入した名門ポルトでは出場機会に恵まれなかったが、後にイケル・カシージャスとポジションを争っている。
その後、2018年にはオリンピアコスへ加入。主力として3シーズンにわたってギリシャで活躍し、チャンピオンズリーグでもプレーした。
ブルーノ・ラージ監督が率いるウルヴスへ加入したのは2021年。プレミアリーグでは初年度から正GKとして活躍し、以来ここまでポジションを守り続けている。
ジョアン・パリーニャ

現所属クラブ:バイエルン(ドイツ)
仕えたポルトガル人指揮官:マルコ・シウヴァ(現フラム)
ポルトガル人のMFジョアン・パリーニャは、今季からバイエルンでプレーしている。
母国ポルトガルでは若手時代にスポルティングCPへ加入するも、出番がなく苦戦した時期もあった。
ただブラガへのローンを機に2020年に復帰。
フラムでは同郷のマルコ・シウヴァ監督が率いるチームですぐに主力として活躍するようになり、さらにその評価を高めていった。
ウィリー・ボリー

現所属クラブ:ノッティンガム・フォレスト(イングランド)
仕えたポルトガル人指揮官:ヌーノ(現ノッティンガム・フォレスト)
フランス出身で、クレールフォンテーヌなどで育成されたコートジボワール代表DFウィリー・ボリー。
ブラガを経て2016年にポルトへ加入。ここではあまり出番がなかったが、初めてヌーノ・エスピリト・サント監督のもとでのプレーを経験した。
翌年には同監督が移ったウルヴァーハンプトンへローンで加入。チームの2部優勝、1部昇格に貢献し、その後完全移籍。以降もプレミアリーグで活躍を続けている。
2022年からはノッティンガム・フォレストでプレー。昨季にはヌーノ監督が就任しており、3度同じクラブで共闘することとなった。
リシャルリソン

現所属クラブ:トッテナム(イングランド)
仕えたポルトガル人指揮官:マルコ・シウヴァ(現フラム)
現在はトッテナムでプレーするブラジル代表FWリシャルリソン。
母国ブラジルではリオの名門フルミネンセで頭角を現し、2017年にイングランドのワトフォードへ引き抜かれた。
ワトフォードでは初年度からマルコ・シウヴァ監督の信頼を得て主力として活躍。
翌シーズンには早くもエヴァートンへ移籍し、再びマルコ・シウヴァ監督のもとプレー。
プレミアリーグでは2シーズン連続で2桁ゴールを達成するなど本格的にブレイクを果たすこととなった。