
1992年に設立されてから拡大の一途を辿ったイングランド・プレミアリーグ。サッカー選手の給与もうなぎのぼりに上昇し、近年は信じられないような報酬を受け取っている者も数多くいる。
今回は『Football Fancast』から「イングランド・プレミアリーグで最も高額な給料を受け取っている10名の選手」をご紹介する。
10位:ガブリエウ・ジェズス
クラブ:アーセナル
週給:26.5万ポンド(およそ5000万円)
2022年にマンチェスター・シティからアーセナルへとやってきたブラジル代表FW。ストライカー不足であったクラブとしては何としても確保したい選手であったため、かなりの額の給与を支払うことになった。
しかし過去2年半はケガのためにガブリエウ・ジェズスのキャリアは妨げられており、1月にも前十字靭帯を損傷したためにシーズン内での復活は絶望視されている。
9位:カイ・ハヴァーツ

クラブ:アーセナル
週給:28万ポンド(およそ5300万円)
今季15ゴールと5アシストを記録していたカイ・ハヴァーツ。残念ながらケガのためにシーズン絶望となってしまったものの、その活躍はミケル・アルテタ監督に高く評価されるものだった。
週給は28万ポンドであるが、年間ボーナスで260万ポンドが支払われているとも伝えられており、それによっての収入が大きいといえる。
8位:オマール・マルムシュ

クラブ:マンチェスター・シティ
週給:29.5万ポンド(およそ5600万円)
2024年1月にフランクフルトから5500万ポンドで獲得されたエジプト人FW。そして移籍後7試合で3得点を記録した。もちろんそれはニューカッスル戦のハットトリックによるものだが。
グアルディオラ監督も「現代サッカーに必要な多機能性を備えている」と絶賛するアタッカー。モハメド・サラーの後を継ぐ存在と期待されている。
7位:ベルナルド・シウヴァ

クラブ:マンチェスター・シティ
週給:30万ポンド(およそ5700万円)
2017年にシティへと加入して以来、8シーズンで通算390試合出場のポルトガル人MF。2024年2月に締結した新契約では、基本給に加え「キャプテン就任時10万ポンドボーナス」「年間50試合出場で50万ポンド追加」などの特別条項がついているという。
すでに30歳を超えているが、そのプレーにはあまり衰えも見られず毎年のようにレギュラーで起用されている。
6位:ジャック・グリリッシュ

クラブ:マンチェスター・シティ
週給:30万ポンド(およそ5700万円)
2021年にマンチェスター・シティへと加入したイングランド人MFは、今季わずかに2ゴールしか決められていない。スタッツも燦燦たるもので、ドリブル成功率は42%まで減少し、クロスも効果を表していない。
メディアでは「筋肉量が増加したことが彼のプレーを妨げている」とも伝えられており、その低調さが悪い意味で話題になっている。契約を更新するのか否か、彼の今後数か月はとても重要なものになりそうだ。
5位:ブルーノ・フェルナンデス

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
週給:30万ポンド(およそ5700万円)
5シーズン連続で攻撃的MF部門トップレベルのスタッツを記録しているポルトガル人MF。2024年1月のリヴァプール戦では、足首負傷を押して2得点1アシストの活躍を見せ「モダンサッカーの戦術的柔軟性を体現する」と評された。
ただ、マンチェスター・ユナイテッド自体の成績が一向に向上しないことによって批判のターゲットになる機会も多くなっており、彼にとっては非常に厳しいシーズンとなっている。
4位:モハメド・サラー

クラブ:リヴァプール
週給:35万ポンド(およそ6600万円)
モハメド・サラーは依然としてリヴァプールで最高のシーズンを続けている。今期も28ゴールと19アシストを記録しており、アルネ・スロット監督が率いるチームは20回目のプレミアリーグ優勝に近づいている。
しかし2025年6月30日で契約満了を迎える予定で、その更新に向けた交渉は暗礁に乗り上げているという。サウジアラビアからのオファーが週85万ポンドというとてつもない額に達しており、リヴァプールでも抗いようがない状況だとか。
3位:カゼミロ

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
週給:35万ポンド(およそ6600万円)
莫大な給与が支払われているにもかかわらず、ピッチ上でそれに値する活躍ができていないブラジル代表MF。レアル・マドリーで数々のトロフィーを獲得したカゼミロであるが、プレミアリーグ移籍後は苦戦している。
今シーズンのタックル成功率が急落しているほか、GPSデータ分析ではスプリント回数が大きく減少していると伝えられている。32歳となった肉体の限界が露呈しているようだ。
2位:ケヴィン・デ・ブライネ

クラブ:マンチェスター・シティ
週給:40万ポンド(およそ7500万円)
プレミアリーグで2番目となる高額の給与を受け取っているケヴィン・デ・ブライネ。これまでジョゼップ・グアルディオラ監督の下で数々のタイトル獲得に貢献しており、データ分析会社Amplifiedの試算では、彼のプレーがシティの企業価値を年間4200万ポンド押し上げているという。
ただし年齢を重ねたこともあってハムストリングスの負傷が増加しており、現在は1試合欠場ごとに15万ポンドの罰金条項が契約に盛り込まれている。
1位:アーリング・ハーランド

クラブ:マンチェスター・シティ
週給:52.5万ポンド(およそ1億円)
週52.5万ポンド+年間ボーナス1820万ポンドという桁外れの契約を締結したノルウェー人ストライカー。しかもその契約期間は9年間に及ぶ長期のものとなっている。
新しい契約によってプレミアリーグでも最も高額な給料を受け取る選手となっているのも当然だ。マンチェスター・シティではこれまで133試合で117ゴールという驚異的な成績を残しているからだ。