川崎フロンターレでプレーする日本代表DF高井幸大は、身長192cmを誇る20歳の大型ディフェンダーだ。
『BBC』は、トッテナムが500万ポンド(9.8億円)で高井を獲得することで川崎と合意したと伝えた。
かつて戸田和幸さんもプレーしたトッテナムは、1882年創設の名門。昨季はUEFAヨーロッパリーグで優勝した一方、プレミアリーグでは17位と低迷した。
横浜F・マリノスでの指導経験もあるアンジェ・ポステコグルー監督は解任され、トーマス・フランク新監督の就任が決定している。
『football.london』によれば、高井は、約2週間後に始まるトッテナムのプレシーズンに合流する予定だという。
また、「(トッテナムから他クラブへの)レンタル移籍ではなくチームに残留する見込みだが、加入後はフランク監督らコーチ陣によるトレーニングで、しっかりと評価されることになるだろう」とも。
さらに、「彼が好む背番号2はトッテナムでも利用可能」としている。高井は川崎で2番をつけており、トッテナムではマット・ドハティー退団以降はその番号が空いたまま。
そして、「高井はAFCチャンピオンズリーグ・エリート準決勝でアル・ナスルと対戦した際、クリスティアーノ・ロナウドを相手にそのクオリティーを見せつけた」とも伝えている。
高井は日本人離れした体躯と確かな足元を兼ね備える大器だが、いきなり世界最高峰のプレミアリーグで戦うことになるのか注目だ。なお、9.8億円の移籍金はJリーグ史上最高額とされている。