[J2第33節、モンテディオ山形 1-1 ロアッソ熊本、10月19日、NDソフトスタジアム山形]
山形は熊本と引き分けて今季初の3連勝を逃したが、順位を12位に上げた。
この日先発出場したMF寺山翼は今夏にJ1のFC東京から期限付き移籍で加入後初となるリーグ戦フル出場となった。
加入後初のフル出場
中盤の底で先発した寺山は守れば粘り強いデュエルでボール奪取を図り、攻めればコーナーキックから強烈なヘディングシュートを放つなど存在感を発揮。加入後初のリーグ戦フル出場の若武者はチームを攻守に渡って支えてみせた。
セットプレーで強烈なヘディングシュートを放った寺山(左はじ、青ユニフォーム)「(試合の)入りのところで、ばたつくシーンも結構ありましたけど、まず90分試合に出られたことはポジティブに捉えています。後半は特に強度の部分が落ちていたと感じたので、前半と後半を通して継続できるようにしていきたいと思います」と体力面の課題を挙げた。
前節北海道コンサドーレ札幌戦で加入後初のリーグ戦先発の座を射止め、2試合連続でスタメン出場を果たした。ここまで3試合無敗と勢いにのりつつある山形にとって寺山の存在が光っている。
「試合に出ることが価値を示せる唯一のところだと思います。自分自身もそこを求めて常にやっているので、試合を通して成長していくところは常に意識しています。(2試合連続出場は)ポジティブな要素だと思います」と自信を深めている。
対戦相手の熊本には順天堂大時代に切磋琢磨した同期であるFW塩浜遼が出場していた。試合後にユニフォーム交換をするなど、旧友との再会を喜び合っていた。
「塩浜選手が福島ユナイテッドで、僕がFC東京にいたときに天皇杯で戦って、そのときに(ユニフォームを)交換していたんですけど、またチームがお互い変わってユニフォームを交換できることは、一ついい思い出じゃないですけど、楽しい対決になりました」と白い歯をこぼした。
次節は26日午後1時にホームでRB大宮アルディージャと対戦する。大宮を倒してJ1昇格プレーオフ(PO)進出につなげたい。
「勝つだけだと思います。ファン、サポーターの方も望んでいますし、僕らもそれを見せなければいけないと思うので、本当に勝つことだけを考えてやるだけですね」と意欲を見せた。
難敵を打ち破る準備はできている。リーグ終盤戦に存在感を発揮する寺山が攻守で奮闘して、J1昇格PO進出に向けて白星を積み上げる。
(取材・文 宇田春一)

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