J2のジュビロ磐田は3日、タイ1部ムアントン・ユナイテッドから同国代表FWポラメート・アーウィライを期限付き移籍で獲得したと発表した。

同選手は1998年生まれの現在26歳のFW。

ムアントンではエースナンバーの背番号10番を背負っており、ストライカーのポジションを主戦場としているが、トップ下や右ウィングでもプレーできる万能型の選手だ。

今季は公式戦38試合に出場して18得点8アシストを記録。J1サンフレッチェ広島も出場したAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)では4得点1アシストを記録するなど、アジアの舞台でも実力を証明した。

ジュビロ磐田は、アーウィライの入団コメントを掲載した。

「素晴らしい歴史を持つジュビロ磐田に加入できることを、大変光栄に思います。 リーグ優勝の実績や数多くの優秀な選手の輩出、そして『キャプテン翼』の岬太郎が所属していたことでも知られる、非常に魅力的なクラブです。 子どもの頃から日本でプレーすることが夢だったので、クラブからオファーをいただいたときは本当に嬉しく、迷うことなく決断しました。 移籍が正式に決まったときには、真っ先に母に報告し、とても喜んでもらえました。

今後は日本語の勉強にも励み、チームメイトや皆さんとしっかりとコミュニケーションが取れるよう努力します。 一日でも早く、ジュビロ磐田のファン・サポーターの皆さんに自分のプレーをお見せできるよう、全力を尽くします。

クラブのために、常に100%以上の力を発揮することをお約束します」

『キャプテン翼』は世界的に人気を博している日本の漫画で、アーウィライのコメントから分かる通り、同作品の影響でジュビロ磐田の知名度はタイのサッカー好きの間でも高いようだ。

中でも同選手が言及した岬太郎は、作中では「フィールドのアーティスト」と称され、華麗なプレーが得意なキャラクターだ。

磐田のJ1昇格へ、アーウィライにはチームを勝利に導くゴールと、岬くんのような観客を魅了するスーパープレーも期待したい。

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