ワールドカップ2大会にも出場した元イタリア代表FWジャンルカ・ヴィアッリ氏。

かつての名ストライカーは、再発した膵臓がんのために、2023年1月5日に58歳で亡くなった。

現在はナポリで監督を務める55歳の元イタリア代表のアントニオ・コンテ氏は、5歳先輩のヴィアッリ氏と親友関係だったそう。コンテ監督は、『Buffa Talks』で、こう語っていたという。

「ジャンルカとは彼が亡くなる1ヶ月前にレストランで会った。妻も一緒だった。

彼はとても落ち着いていて、元気そうだった。しかし、夕食中に何かがおかしいと気づいた。人が楽しんでいるかどうかは分かる。

彼はお酒を飲んだり、食事をしていたが、そして1ヶ月後に亡くなってしまった」

また、コンテ氏と同じ1969年生まれのシニシャ・ミハイロヴィッチ氏は、白血病を患い、2022年に53歳で亡くなった。

コンテ氏は「ミハイロヴィッチの死は、私の人生における優先順位を見直すきっかけになった。シニシャの物語は私に影響を与えた。(当時コンテ監督はロンドンでトッテナムを指揮しており)私の家族はイタリアから遠く離れており、私はホテルにいた。妻は常に私のために犠牲を払ってきた。

そこで私は自分に問いかけた。『家族や友人を犠牲にする価値はどれほどあるのか?』。そして、優先順位を変えた。その後、私は胆嚢手術を緊急に必要とする健康問題を抱え、膵炎を発症するリスクもあった。その期間中も優先順位について深く考えた」とも話していたそう。

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