2018年からV・ファーレン長崎でプレーしてきた名倉巧。

東京都出身で國學院大學久我山高校時代に全国高校サッカー選手権に出場すると、J3のFC琉球でプロになり、1年で当時J1だった長崎に引き抜かれた。

ただ、今年7月、27歳になった名倉が病気治療のために長期離脱になるとクラブは発表。

「本人から体調不良の訴えがあり、諫早市の病院を受診検査 。その後、専門医の慎重な診断が必要であると判断したため、東京都内の病院で精密検査を実施。精密検査の結果、体内に悪性腫瘍が発見されました」としつつ、「現在は自宅で療養をしており、今後は回復にむけて化学療法を行う予定」とした。

先日、長崎は名倉を励ますために選手たちが髪を切って坊主頭になった姿をSNSに投稿。

また、この夏に長崎からベルギー1部のシント=トロイデンに移籍した24歳の松澤海斗も同じように坊主頭になった。

シント=トロイデンは「海斗は、最近癌と診断された元チームメイトの名倉との連帯を示した」としてその様子をSNSに投稿すると、松澤も「Let’s go together Nagu!!」と英語でコメント。

また、日本語版SNSは「最近髪型を変えた松澤海斗選手。この背景には病気治療に専念するためチームの離脱を発表された元チームメイトの名倉巧選手へのエールが込められています。今後クラブとしてもチャリティーオークションの開催を予定しています」と投稿しており、ファンたちは「これは本当にリスペクト」などとその振る舞いを讃えている。

一方、松澤の坊主頭を見た名倉は「相当似合っているからずっとこのままでいいと思う」と反応していた。

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