選手として、そして監督としても素晴らしい名声を残した人物はサッカー界のみならず、スポーツ界全体を見渡してもそう多くない。
しかしながら、元フランス代表MF、元レアル・マドリー監督のジネディーヌ・ジダンは間違いなくその一人であると言えるだろう。
1998年のバロンドールを受賞するなど、選手として歴史的なレジェンドとして名を残すジダンは引退後、2021年までスペイン1部レアル・マドリーで指揮官を務めた。
2度にわたる在任期間には、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇や2度のリーグ優勝など輝かしい功績を残した。
そんなジダンだが、2021年以降は監督業に従事していない。様々な噂がささやかれる中、12日に実施されたスポーツイベント『フェスティバル・デッロ・スポルト』内で今後の展望について語った。
イベント内でジダンは監督業について 「私は間違いなく監督業に復帰する。しかし、将来がどうなるかは分からない」と監督を引退したわけではないことを強調。
その上で、将来の展望について「私の目標の一つはフランス代表を指導することだ。どうなるか楽しみにしている」と明かし、フランス代表監督に就任したい意向を示した。
現在、フランス代表監督を務めるディディエ・デシャン氏は、2026年のワールドカップ後の退任が予想されている。そのため、イギリス紙『Daily Mail』など複数のメディアはジダンがその後のフランス代表監督になるのではないかと注目している。
監督としても、レアル・マドリーの「黄金期」を築き上げた名将。次はフランス代表監督として、新たな黄金期を作り上げるのだろうか。