[J2第35節、ジェフユナイテッド千葉 5-2北海道コンサドーレ札幌、11月2日、千葉・フクダ電子アリーナ]
千葉は札幌に5-2で大勝し、3位をキープ。17季ぶりのJ1復帰に向けて、貴重な勝点3を奪った。
この日、チームの4得点目を決めたFW石川大地は約5カ月ぶりのゴールに喜びながらも、すぐさま次戦に向けて気を引きしめた。
ストライカーに生まれた約5カ月ぶりのゴール
ストライカーに待望の一発が生まれた。
「長く得点が入っていないと、前の選手として多少の焦りとかが出てくる。いいことも悪いこともある自分のプレーの中で、きょうは(得点を)決められたことが、一番良かった」と安堵(あんど)した。
3-1で迎えた後半33分にゴールを奪った。今年6月15日に行われたJ2第19節徳島ヴォルティス戦(3-3)以来の得点だった。
左サイドのMF日高大(まさる)が上げたクロスボールをMF岩井琢朗がヘディングシュート。一度は相手GKに弾かれるも、ゴール前で待ち構えていた石川が右足で押し込んだ。
得点を喜ぶ石川「まずは自分がクロスに対して合わせるようなポジションを取っていました。そこからうまく琢朗がシュートを打って、そのこぼれ球に相手よりも早く反応できたのが良かった」と、今季リーグ戦8得点目をマークした。
「とりあえず自分の中で、どんな形であれ結果がほしい状況だった」と、胸をなでおろした。
シーズン途中には負傷などの影響により戦線を離脱。
「ピッチに出られないもどかしさもありました」と困難な時期を過ごしたストライカーだったが、懸命なリハビリの末に9月14日の第29節レノファ山口FC戦(1-2)で復帰。同試合から全試合に出場している石川は、チームのために戦い続けている。
次節は今月9日午後2時からフクアリで藤枝MYFCと対戦する。
結果を残した背番号20は「どんな内容でも、どんな結果でも、次の試合が一番大事だと思う」と次戦の必勝を誓った。
(取材・文 浅野凜太郎、写真 縄手猟)

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