今季からポーランド1部ヤギエロニア・ビャウィストクへ完全移籍した元U-22日本代表DF小林友希。

今月7日、同国メディア『Weszlo』が小林のインタビュー記事を掲載した。

現在25歳の小林は2018年にヴィッセル神戸のアカデミーからトップチームに昇格し、途中FC町田ゼルビアと横浜FCへレンタル移籍した。

神戸でセンターバックとして名を上げると、2023年にはスコットランド1部の名門セルティック、2024年はポルトガル1部ポルティモネンセでプレー。今夏にポーランドへ活躍の場を移した。

現地メディアの記者から「日本に行ったとき、若者でも英語を話せる人が少ないことに驚きました。なぜですか?」と質問を受けた小林。

25歳のセンターバックは以下のような持論を展開した。

「日本では学校や大学で英語を学びますが、その教え方に問題があると思います。語彙や文法については習うけど、ほとんど書くことに集中していて、話す練習がほとんどありません。

それに、日本人の気質として、多くの若者は試験のためだけに英語を勉強し、合格すると忘れてしまい、その後は練習もしません。『日本にいるんだから日本語だけでいい』という考え方も根強いです」

また、幼いころはインターナショナルスクールに通っていた小林だが、セルティック時代はスコットランド英語のアクセントに苦戦したと言う。

「日本では英語の学校に通っていたので、それなりのレベルで英語を知っていました。ですが、スコットランドに移籍したときは簡単ではありませんでした。

あちらの人々は独特なアクセントで話しますからね。

僕はすぐに英語に集中して、皆とコミュニケーションが取れるように足りない部分を補わなければなりませんでした。結果的にうまくいきましたが、いまでも『もっと流暢に英語を話せるようにならなければ』という気持ちはあります」

日本の英語教育については、元日本代表DF吉田麻也も問題視していた。今後の教育現場では、『試験に合格するための英語』だけでなく、『コミュニケーションツールとしての実践的な英語』もバランスよく学習していく必要があるのかもしれない。

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