今夏にスイス王者バーゼルに移籍した常本佳吾。

かつて中田浩二氏や柿谷曜一朗氏もプレーしたバーゼルは、21度の国内リーグ優勝を誇る強豪だ。

26歳の常本は明治大学を経て、鹿島アントラーズでプロになったサイドバック。日本代表招集経験はないが、欧州で評価される実力者だ。

大学時代に対戦した三笘薫が対峙したなかで印象に残っている相手として名指したこともあるほど守備力に定評のある選手でもある。

2023年からスイス1部のセルヴェットでプレーしてきたが、名門バーゼルに引き抜かれた。

常本はバーゼルでここまで11試合にすべて先発していたが、24日に行われたUEFAヨーロッパリーグで負傷。クラブは「検査の結果、ハムストリングに筋損傷が確認され、数週間の離脱を余儀なくされる見込み」と発表した。

『Baseljetzt』は「これまで最も印象に残っているバーゼル選手を尋ねれば、常本の名がすぐに挙がるはずだ。この日本人選手は闘志あふれるプレーでファンの心を掴んだ。しかしその激しいプレースタイルゆえに、負傷リスクも高い。まさにそれがフライブルクとの激闘で起きてしまった」と伝えていた。

常本はすでにバーゼルファンから支持される存在になっていたそうで、来月初旬にはシュトゥットガルトとのELも控えるなか、チームにとって痛い離脱になったようだ。

なお、バーゼルはフライブルクに1-2で敗戦(鈴木唯人は出場せず)。

『Bluewin』によれば、バーゼルのリュドヴィク・マニャン監督は「選手が負傷したら、普通は試合を中断する。しかし、主審は違った見方をした」として、常本が負傷したシーンでプレーを続行させた審判への不満を口にしていたそう。

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