昨季、J3・JFL入れ替え戦で高知ユナイテッドSCに敗れ、無念のJリーグ退会およびJFL参入を余儀なくされたY.S.C.C.横浜。
長嶺寛明氏が新監督に就任し、1年でのJリーグ復帰を目指したが、選手の大幅な入れ替わりもあり調子が上がらず。
その後も苦戦は続き、第18節からの5連敗でチームは最下位に。1年でのJリーグ復帰の可能性が消滅しただけでなく、逆に地域リーグ降格の危機に瀕している。
そうした状況のなか、YS横浜は前節、9月28日にブリオベッカ浦安・市川とアウェイで対戦。落合遥斗の2ゴールなどで3-0の快勝を収め、6試合ぶりの勝利を手にした。
23節終了時点でのJFLの“ボトム4”は以下の通りだ。
13位 アトレチコ鈴鹿(勝点21/5勝6分12敗、21得点36失点)
14位 横河武蔵野FC(勝点21/5勝6分12敗、13得点30失点)
15位 Y.S.C.C.横浜(勝点20/5勝5分13敗、22得点40失点)
16位 飛鳥FC(勝点19/3勝10分10敗、14得点20失点)
YS横浜はJFL昇格1年目の飛鳥FCを抜き、15位に浮上。ただし、勝点2の中に4チームがひしめく大混戦となっており、まだまだ予断を許さない状況だ(12位いわてグルージャ盛岡の勝点は26)。
昨季のソニー仙台FCのように、活動終了等で退会するクラブが現れない限り、JFL最下位は地域リーグへ自動降格する。
今季のJFLも残り7試合。どのチームも一長一短があるだけに、残留をかけた戦いは最後まで目が離せないものになりそうだ。