数多くの日本人選手が海外でプレーするようになり、欧州での経験を積んだ選手がJリーグに戻ってくるケースも増えてきた。
鹿島アントラーズでプレーする三竿健斗と田川亨介もそうだ。
関川が欧州から戻ってきた三竿は技術的にうまくなったと語ると2人はこう反応していた。
田川「ヨーロッパはボランチがそうだもんね、前を向けないと(ダメ)」
三竿「そう、前を向けって言われるし。もう少しスペースがあるんだよね、向こうは。日本はカバーリングとかあるけど。(欧州では対峙する選手を)ひとり剥がせばいいだけだから、そこの駆け引きはずっと練習していた」
田川「全然違うよね、日本と」
三竿「全然違う。(欧州での守備の基本は)人と人みたいな。マンツー(マン)。そこを剥がせばカバーがいないから、チャンスになるから」
田川「誰かのカバーとかないもんね。やられたやつが悪い」
三竿「ない。やられたらお前のせいだっていう。そういう能力は磨かれるよね、1vs1の」
日本ではカバーリングを含めて組織で守る意識があるが、欧州では1vs1が基本。
そこが全く違うため、欧州では個で戦うための能力が磨かれると感じているようだ。

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