2026年W杯の予選を世界最速で突破した日本代表。

これまでW杯4大会に出場し、日本歴代2位となる通算142試合に出場してきた長友佑都が、今の思いを熱く語っていた。

38歳になった長友は、昨年電撃的にサムライブルーに呼び戻されたものの、最終予選のピッチに再び立つことはできなかった。

昨年3月の北朝鮮でベンチ入りして以降は、全てベンチ外。ただ、長友はJFAのTeam Camでこう語っていた。

「やっぱり選手で来てるから、もちろん悔しいよ。

やっぱり悔しいけど、この代表で日の丸を、この名誉を授かれることって多分もうないと思うんだよね、この先。わかんないけど、選手としてって考えた時にこの名誉を授かれることってなくて。

それももう残りわずかだなっていうのは自分で思ってるから、とにかくこの時間が尊いというかもう儚いというか、自分の中ではもう一瞬一瞬噛みしめながら過ごしてるから。

もちろん選手として出れないのは悔しい。それはもう間違いなく自分の中で持ってるんだけど、この日本代表に自分が貢献できてるということは、どんな役割であれ、僕は自分の仕事に誇りを持ってる。

だから戦えるっていう部分はある。なんだろうな、試合出れてないってことはね、あの監督が選んでるんじゃなくて、自分が選ばせてないというか、自分の責任もすごい感じていて、そこが悔しいんだよね。

だって、実力あって本当によかったら、森保さん使いたいと思うもん。

でも、それを思わせられてない自分が悔しいから 。そこに対してはもうすごい悔しい思いはあるね。

何とも言えない気持ちになるよ、毎回。自分のこの未熟さとか歯痒さみたいなところがもう沸々と出てきて。くそっ!と思いながら、でも自分に発破かけてやってるよね。

でもさ、やっぱり信じてんだよ。それでも信じていて。それを信じてないと多分、夢なんて達成できないと間違いなく思ってるから。

そこはブレないね。どんな扱いだろうが、絶対自分は夢を成して遂げられると思ってるど、なんかもうそこだけは諦められないというか。

だから、そこを諦めた時に僕は引退するから。すぐスパイク脱ぐと思うよ、もう脱ぐの早いと思う。

あ、ダメだと思った瞬間に引退します!って、多分パッとやめるから僕は。

だけどあの諦められないし、自分はやれるっていう自信がある限りは戦うね。その時どんな扱い受けたとしても、その自信が揺らがない限りは俺はやる。それは決めてる」

ベンチ外の悔しさはあるとしつつ、まだ自信は失っていないという。

そのうえで、「正直ね、レベルの高さと差を感じてるんだよね。みんなすごいところで戦ってるなって思うし、すごいレベルで今やってるなっていうのは思うんだけど、でも自分もコンディションさえちゃんと持っていければ、そのスピード感にフィットできるというか対応できる」とも話していた。

そして、「目標を定めた時のなんかやりぬく力とエネルギーがちょっと多分人と違うんだと思う」「長友があのバカがまた大口叩いてなんか言ってるよ(笑)っていう感じで多分思われるんだろうけど、でもそうやって成し遂げてきたから。だから、信じたいし、信じる。(W杯を迎える)1年後、だから見ててよ、絶対合わせてくるから」と自身5大会目のW杯出場に向けて意気込みも口にしていた。

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