J1の浦和レッズは1日、大分トリニータへ育成型期限付き移籍していたDF藤原優大が、両クラブ・選手合意のもと期限付き移籍契約を解除し、浦和レッズに復帰することになったと発表した。

藤原は2002年6月29日生まれの23歳。

青森県出身で中学から6年間を青森山田で過ごし、2021年に鳴り物入りで浦和レッズへ加入。しかしJリーグ屈指のビッグクラブの選手層は厚く、1年目の夏から1年半、SC相模原へ育成型期限付き移籍した。

迎えた3年目、今度は高校時代の恩師・黒田剛監督の就任に伴い、FC町田ゼルビアへ育成型期限付き移籍。さらに4年目からは大分トリニータへ2年連続で育成型期限付き移籍に出されていた。

以下は、高卒1年目の2021シーズン以来、4年ぶりの浦和復帰を果たした藤原のコメント。

浦和レッズ公式

「浦和レッズに関わる全てのみなさま、お久しぶりです。このたび、浦和レッズに復帰しました藤原優大です。

プロ入りしてからの5年間、浦和でプレーした時間は短かったですが、クラブのみなさんからたくさんのことを学ばせてもらいました。そのときの恩を返したいと思います。

このチームのために、自分の役割を全うして全ての力を出したいと思います。よろしくお願いします」

大分トリニータ公式

「大分トリニータに関わる全ての皆様約1年半お世話になりました。

このようなチーム状況でこのチームを発つこと、そしてまったく勝利に貢献できなかったこと、すごく申し訳なく思います。

ただ、もう居なくなる自分を戦力として最後まで考えてくれて、試合に使ってくれた片さん、竹さん、吉岡さんには本当に感謝していますし、必要としてくれる事がこんなにも嬉しい事なのかと実感しました。

改めてぼくに関わる全ての人ともっと勝利を分かち合いたかったです。

寂しいですが、これ以上後悔しないように浦和で謙虚に大きく成長してきます。

本当にありがとうございました。

大分だいすきです」

大分への想いを綴った藤原は、週末の8月31日に行われたジュビロ磐田戦、センターバックとして先発フル出場。無失点で引き分けに持ち込み、17位とJ2残留を争うチームに貴重な勝点1をもたらしていた。

一方、DFの登録選手が5人しかいなかった浦和にとっては終盤戦に向けて藤原が復帰する意味は大きい。今週から始まるYBCルヴァンカップのプライムラウンドでさっそくの出場が期待される。

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