今月25日、J2のV・ファーレン長崎は、21歳のMF安部大晴がスイス1部のルツェルンにレンタル移籍すると発表した。

そのルツェルンは、28日に、重病で闘病中だった17歳のナンド・ブッヒャーが亡くなったと訃報を伝えた(亡くなったのは26日の模様)。

「ナンドは9月末に18歳になるはずだった。約2年間、彼は驚くべき強さ、勇気、そして希望を持って病気に立ち向かった。その資質は、彼を人としても、チームメイトとしても際立たせるものだった。

愛情深く謙虚な性格とポジティブなカリスマ性を持つ彼は、チームにとって非常に貴重な存在だった。この困難な時期にご遺族の皆さんに心よりお悔やみを申し上げる」

彼の死去は、ファンや友人たちに大きな悲しみを引き起こし、SNSでは若き才能の早すぎる死を悼む多くの声が寄せられている。

ルツェルンは、安部も途中出場した26日の開幕戦でグラスホッパーに3-2で勝利。決勝ゴールを決めたのは、18歳のルーカス・フェレイラだった。

『Nau』によれば、フェレイラは、ユース時代にナンドとプレーしており、勝利した試合直後のロッカールームで親友の死去を知ったという。

フェレイラは「このゴールは君のためだった、兄弟。天使よ、飛び立ってくれ。僕らは君を決して忘れない」とのメッセージをSNSに綴っていた。

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