かつてプレミアリーグで栄光をつかんだスター選手が、教育費をめぐる深刻な法的問題に揺れている。
イギリスメディア『The Sun』は23日、現役時代にマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元ブラジル代表MFアンデルソン氏が、教育費の未払いを理由に収監の危機に直面していると報じた。
今月3日、アンデルソン氏の故郷ブラジル・ポルト・アレグレの家庭裁判所は、同氏が滞納している教育費の総額が100万レアル強(約2800万円)に上ると認定した。
地元刑務所に空きがあれば、刑務所に収監され、厳格な「閉鎖的収容制度」の下に置かれるという。
一方、地元刑務所に空きがなかった場合は「半開放的収容制度」での収監となり、日中の外出は許可されるが、夜は刑務所に入る形となる。
なお、同氏の弁護士は「未成年者が関係する事案」であることから、守秘義務があるためこの事案の詳細は語れないと述べている。
アンデルソンは2007年にポルトからユナイテッドに加入し、プレミアリーグ4度の優勝を経験。
その後はイタリアのフィオレンティーナや母国のインテルナシオナウ、コリチーバ、トルコのアダナ・デミスポルでプレーしたが、2019年に31歳の若さで現役を引退した。
ブラジルメディア『Globo』によると、元ユナイテッドのMFは、2019年に仮想通貨を利用した資金洗浄疑惑で警察の調査対象になるなど、現役引退後は度々トラブルに見舞われてきた。
また昨年には子どもが9人いると明かすなど、その“ド派手な”私生活が話題を呼んでいる。
プレミアリーグを彩ったスター選手は、栄光のキャリアからの凋落が鮮明となった。