プレミアリーグのマンチェスター・シティで指揮を執るジョゼップ・グアルディオラ監督は働きすぎかもしれない。

2008年からバルセロナ(ラ・リーガ)でトップチームの監督を務め、数多くのタイトル獲得を成し遂げると、2013年にはバイエルン・ミュンヘンの指揮官に就任。

ブンデスリーガでも実力を発揮したグアルディオラ監督は2016年からはシティを率いている。

そんな中、バルセロナ時代からグアルディオラ監督のアシスタントコーチとして、データの観点で同監督をおよそ20年にわたり支えてきたカルレス・プランチャート氏が「彼は休むべきだ」と警告した。『マルカ』が伝えた。

プランチャート氏は『Sport』のインタビューで、「プロジェクトは5、6年続くべきで、それ以上はあってはならない。彼だけでなく、全員にとってだ。その後は再生が必要だ。友人として、彼には新しいプロジェクトを探すように勧めたい。まだ道のりは長いからだ」と警告した。

クラブとの契約を2027年まで伸ばしたグアルディオラ監督だが、同契約終了後は長期休暇を取る可能性を示唆してきた。また、リーグ戦3位に終わった昨季には『自分を傷つけたい』と発言するなど、フラストレーションの蓄積をあらわにしていた。

この話題について問われたプランチャート氏は、疲労の蓄積を指摘した。

「エネルギーが不足し、調子が悪くなると、本当に大変なんだ。

サッカーでは常に100パーセントの力を発揮しなければいけない。ケガ人も出たし、選手の中にはキャリアの終盤を迎えた人もいた。スタッフも含めて、パフォーマンスが低下していたんだ」

それでも変わらずに名将としての手腕を発揮しているグアルディオラ監督。シティは今季ここまでリーグ戦7試合4勝1分2敗の5位につけており、指揮官は史上3人目となるプレミアリーグの単一クラブでの250勝目を達成した。

プランチャート氏はグアルディオラ監督の体調面やパフォーマンスの維持を心配する一方で、「彼はサッカー狂で、人生をピッチの上で過ごしている。天才であり、創造者だ。彼の最大の強みは、サッカーを創造する方法にある。人生で難しいのは創造することだ。残りの我々は模倣者だ。彼はその点でナンバーワンだ」と絶賛した。

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