ユヴェントス(セリエA)の選手たちがアメリカのホワイトハウスに招待された。19日、『デイリー・メール』が伝えた。

アメリカで行われているFIFAクラブワールドカップ(CWC)に参加しているユヴェントスの選手たちは、同国のドナルド・トランプ大統領と面会。大統領執務室では写真撮影やユニフォーム贈呈が行われた。

FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も出席した同会だが、トランプ大統領は選手たちに対してトランスジェンダーを揶揄するような発言や、緊迫しているイランとイスラエルの情勢非難を繰り広げた。

トランプ大統領は「みなさんのチームに女性が入ることは可能なのかい?」「イラン政権が崩壊する可能性があるかって?何が起きてもおかしくない」などと発言し、ユヴェントスの選手たちを困惑させた。

これを受けて、同会に出席していたアメリカ代表FWティモシー・ウェアは「正直に言って、とても驚いたよ。僕らは(ホワイトハウス)に行くしかなかったんだ」と胸の内を明かした。

「ちょっと変な感じだった。イランとの政治とか、いろいろ話し始めたときは、『俺はただサッカーがしたいだけなんだ』と感じていた。ホワイトハウスに来るのは、もちろんすばらしい経験だったと思う。だけど僕は政治に興味がないから、それほど興奮はしなかったよ」

なお、アメリカ代表MFウェストン・マッケニーは過去に「トランプ氏が大統領に適任だとは思わない。僕の目には、彼は人種差別主義者と映る」と語っていたが、同会に出席していた。

トランプ大統領はアメリカ代表の二人に対して「君たちがピッチ上で最高の選手になることを願っている」とエールを送った。

同会が開かれた理由は説明されていない。

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