今季FC東京からベルギー1部のウェステルローへと完全移籍したDF木村誠二が、着実に評価を高めているようだ。
ウェステルローは開幕戦で0-1とメヘレンに敗れ、さらに第2節ではセルクル・ブルッヘに1-4で大敗。
しかしながら、そのハーフタイムに元ロシア代表DFロマン・ノイシュテッターと交代でピッチに送り込まれた木村誠二は安定したディフェンスを見せ、後半は1失点に抑えることに成功。
これによってレギュラーを確保し、第3節と第4節ではセンターバックとしてフル出場。アントワープ戦とシント=トロイデン戦で2試合連続クリーンシートを達成し、2連勝に貢献した。
『VP』によれば、ウェステルローのサイドバックを務めているトゥール・ロメンスは以下のように話していたという。
「木村誠二が入ってくれたおかげだった。彼はボールタッチがうまいし、スピードもある。なので、僕は少し高い位置でプレーすることもできるし、下がることもやりやすい」
また、監督を務めるイッサム・シャライも「木村誠二の存在は極めて重要だ。彼はスピードをもたらしてくれるし、ピッチをうまく駆け上がることもできる。そして彼がどれだけここに早く適応してくれたか。彼が着実に成長しているのを見られるのは素晴らしいことだね」と称賛したという。
記事は「木村とバイラム(コンビを組んでいるCB)によって、ウェステルローは昨季欠けていた守備の安定感を突如として手に入れた。
FC東京から京都サンガF.C.やSC相模原、モンテディオ山形、サガン鳥栖と期限付き移籍を繰り返したあと、24歳で初の海外移籍をした木村誠二。若くしてそのような経験をしたことが、新天地への適応にも役立っているのだろうか。