17日に、アルゼンチンの強豪リーベル・プレートとクラブW杯で対決したJ1浦和レッズ。
クラブW杯のような国際試合では、普段対戦機会の少ない異国のサポーターとの交流も盛んであり、ユニフォームやタオルマフラー等のグッズ交換が行われることもある。
とはいえ、ユニフォームは場合によっては2万円を超えることもあり、簡単に「交換する」と決断し辛いのも実情だ。
そうした中、SNS上では、リーベルサポーターと思わしき人物が今年浦和からサンフレッチェ広島に移籍したFW前田直輝のユニフォームを着ている画像が投稿され、「前田のユニフォームをユニフォーム交換に出した“賢い”浦和サポーターがいる」として話題を集めている。
前田は移籍の経緯などを背景に、現在一部の浦和サポーターからは「タブー視」されている選手の一人だ。
また、前田の他にも、元日本代表FW杉本健勇(現J2大宮アルディージャ所属)のユニフォームを持つリーベルサポーターの姿も観測したという報告も行われている。
「移籍してしまった選手のユニフォーム」という、時に扱いに困るグッズを交換に用いた“狡猾”ともいえる浦和サポーターの手法は、大きな話題に。
X(旧Twitter)では「こういうリサイクル方法があったか」「その手があったか」「どんな選手か調べないことを祈る」といった反応のほか、海外からも「これはサステナビリティ(持続可能性)に向けた取り組みだね」といったコメントが寄せられている。
W杯におけるスタジアム建設問題など、近年ではサッカー界でもSDGsに向けた取り組みが強く進められている。「呪いのグッズ」の再利用に向けた取り組みも、今後流行っていくかもしれない。