
連日盛り上がりを見せた陸上・世界選手権東京大会。
海外メディアやSNS上では、選手たちの「アニメ・漫画パフォーマンス」が特に注目を集めており、男子110m障害で5位入賞を果たした村竹ラシッドの「ジョジョ立ち」や男子200mで4連覇を達成したノア・ライルズの「ギア・セカンド」「かめはめ波」などのポーズが好評を博している。
アニメ・漫画通の選手たちによる印象的なパフォーマンスはサッカー界でも度々見られる。本記事では、アニメ・漫画パフォーマンスを行い注目を集めた選手たちを紹介していく。
宮代大聖
“コン”ポーズ(漫画『チェンソーマン』より)
Jリーグ3連覇を狙う強豪ヴィッセル神戸の若きエース宮代大聖。そんな宮代は以前から印象的なゴールパフォーマンスの数々で知られており、2024年には漫画『呪術廻戦』に登場する「領域展開」ポーズを行い、TikTokなどを中心に大きな話題を集めた。
今季は自身のSNS上で集めたアイデアをもとに、漫画『チェンソーマン』の登場人物・早川アキが狐の悪魔を召喚する際に行う“コン”のポーズを行っている。
ピエール・オーバメヤング

瞬間移動ポーズ(漫画『ドラゴンボール』より)
サッカー界には『ドラゴンボール』のファンを公言する選手も少なくないが、現在マルセイユに所属するガボン代表FWピエール・オーバメヤングはその中でも筋金入りのファンの一人だ。
2022年、当時スペインのバルセロナに所属していたオーバメヤングは宿敵レアル・マドリーとの大一番で得点後、『ドラゴンボール』の瞬間移動ポーズを披露。クラブ公式SNSでも取り上げられるなど、話題となった。
また、自身の太腿に「ベジット(孫悟空とベジータが合体した姿)」のタトゥーを彫るなど、徹底した『ドラゴンボール』愛を見せている。
前田大然

アンパンマンポーズ(アニメ『アンパンマン』より)
スコットランドの名門セルティックで、エースストライカーとして獅子奮迅の活躍を見せている日本代表FW前田大然。2022年、前田のアンパンマンポーズがイギリスで大きな話題を集めた。
「娘がハマっている」として始めたアンパンマンポーズはスコットランドでも大好評。クロアチア代表DFヨシップ・ユラノヴィッチが共にパフォーマンスを行ったほか、英紙でもアンパンマンを詳細に解説する記事が執筆されるなど、注目を集めていた。
マルコス・ジュニオール

かめはめ波ポーズ(漫画『ドラゴンボール』より)
そんな前田の元同僚であるマルコス・ジュニオールは、日本で最も有名な「アニメパフォーマンスを行う選手」かもしれない。2019年にJ1横浜F・マリノスに移籍して以降、度々かめはめ波ポーズを披露していたマルコス・ジュニオール。
J1サンフレッチェ広島に移籍後も、引き続き同パフォーマンスを実施しており、先日9月16日に行われたアジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)メルボルン・シティ戦でも「アジアの舞台でかめはめ波」を披露している。
ドミニク・ソランケ

“オビト”ポーズ(漫画『NARUTO』より)
これまで4人の選手を紹介してきたが、数多く存在する「アニメパフォーマンス」の中でも、一番気合が入っているポーズは、トッテナムのイングランド代表FWドミニク・ソランケの『NARUTO』パフォーマンスかもしれない。
度々日本にも来日しており、その際にはアニメーション制作会社まで足を運ぶほどの「アニメオタク」でもあるソランケの代名詞とも言えるパフォーマンスが、お面を着用する「うちはオビト(トビ)」のポーズ。
また、ソランケは他にも、『呪術廻戦』の「領域展開」や『ワンピース』の「ROOM」など数々のアニメパフォーマンスを披露している。
今回紹介した選手たち以外にも、日本発のキャラクターをタトゥーとして彫る選手など「アニメ愛」が深い選手はサッカー界に多く存在する。これからも、彼らの印象的な活躍に目が離せない。