
公式戦通算85ゴールという数字を残し、セルティックを去った古橋亨梧。
今月新たに加入したスタッド・レンヌは、これまでフランス代表選手を輩出してきた育成の名門としても知られる。
今回はそんなレンヌでプレーした経験を持つ5人の選手を見ていきたい。
ウスマヌ・デンベレ
現所属クラブ:PSG(フランス)
現PSGの「10番」であるフランス代表FWウスマヌ・デンベレは、2010年からスタッド・レンヌのユースでプレーした。
18歳でデビューし、初年度のシーズンはいきなりリーグアンで12ゴールをマーク。直後に加入したドルトムントでもすぐに活躍した。
その翌年には高額の移籍金でバルセロナへ。しかし度重なる負傷やプロ意識の低さを露呈し、本領発揮とはいかなかった。
昨季PSGへ加入し、母国へと復帰。好調な今季はここまでリーグアンで11ゴールを積み上げている。
ジェレミー・ドク

現所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
ベルギー代表のウィンガー、ジェレミー・ドク。
母国ではアンデルレヒトで育成され、ここでは16歳からトップチームでプレーするなど早々と頭角を現した。
2020年にスタッド・レンヌへ加入。リーグアンでは初年度から圧倒的なドリブルのスタッツをマークし、その若さも相まって注目を集めるようになった。
2023年からはマンチェスター・シティへ。昨季はプレミアでも持ち前のドリブルを武器に、二桁ゴールに絡む活躍を見せ、チームのタイトル獲得に貢献した。
セール・ギラシ

現所属クラブ:ボルシア・ドルトムント(ドイツ)
フランスで生まれ育ったギニア代表FWセール・ギラシ。若手時代はリーグドゥ(2部)で活躍、その後はケルンでプレーしたが出場機会に恵まれなかった。
2019年に母国へ戻り、アミアンへ加入。リーグアンで結果を残すようになり、翌年にスタッド・レンヌへ移籍した。
初年度は活躍したものの、2年目は序列が低下。ただその中でもリーグでは9ゴールをマークしている。
2022年にドイツのシュトゥットガルトへ加入。昨季ブンデスリーガで28試合28ゴールと大ブレイクを果たし、昨夏にドルトムントへ引き抜かれた。
ハフィーニャ

現所属クラブ:バルセロナ(スペイン)
レンヌOBであるブラジル代表のハフィーニャは、今季のバルセロナで覚醒している。
母国ではトップディビジョンでプレーしなかったが、デコに見出され、ポルトガルで台頭した選手である。
2019年にクラブ記録となる移籍金でスポルティングCPからレンヌへ加入。初年度はリーグアンで5ゴールをマークしたが、その1シーズン限りでリーズへと去っていった。
プレミアリーグでは2シーズン活躍し、2022年からバルセロナでプレーしている。
エドゥアルド・カマヴィンガ

現所属クラブ:レアル・マドリー(スペイン)
カマヴィンガは、スタッド・レンヌが輩出した若手スターの一人だ。
11歳でユースチームに入団すると、2019年には16歳という若さでリーグアンのピッチに立った。
翌シーズンには早くもチームの主力に定着。17歳でフランスA代表デビューも果たした。
2021年からはレアル・マドリーでプレー。加入後は本職の中盤だけでなく、状況に応じて左サイドバックでもプレーするなど成長を続けている。