日本サッカー協会(JFA)は26日、なでしこジャパン(日本女子代表)が5月30日(金)と6月2日(月)にブラジル・サンパウロでブラジル女子代表と対戦することが決定したと発表した。

ニルス・ニールセン監督が就任したなでしこジャパンは、初陣となったSheBelieves Cupで初優勝を達成。

4月には国内初陣としてコロンビアと親善試合を行い、1-1で引き分けた。

今回発表された次なる活動は、5月末から6月にかけてのブラジル遠征。パリ五輪でも対戦したFIFAランキング8位(日本は5位)の強豪と2連戦を行うことになった。

以下はニールセン監督のコメント。

「ブラジルは私たちと同じく世界のトップチームの一つで、今回の対戦が本当に楽しみです。

両チームとも最近アメリカに勝利し、素晴らしい試合になることは間違いありません。昨年のパリオリンピックで日本はグループステージでブラジルと対戦し、僅差で勝利しましたが、その後ブラジルは決勝まで勝ち進み、アメリカとの激しい金メダル争いがとても印象に残っています。

ブラジルは男子チーム同様、個々の選手の高い技術に加え、スピードやパワーも兼ね備えた選手が多いのが特長です。ここ数年で守備や規律の面でも新たなレベルに達しており、次回開催される自国でのFIFA女子ワールドカップでは優勝候補の一つと見なされています。

このような強豪相手に2試合できる機会は非常に貴重で、スピードや技術力で私たちと似た特徴を持つチームに対して、自分たちに何が足りないのか、どんなプレーができるのかを試す絶好の機会です。また、アグレッシブな守備に対してどう対応するかも確かめる事ができます。

来年3月にオーストラリアで開催されるAFC女子アジアカップでワールドカップ出場権を取ることが前提ですが、次回の女子ワールドカップ開催国で試合をすることで、大会本番に向けて周囲の環境や雰囲気をいち早く学ぶことができます。

日本と同じように女子サッカー熱が高まり続け、世界的に素晴らしい選手たちが魅力的かつ効果的なプレースタイルを学び、ブラジルの地でなでしこジャパンがどのような戦いを見せてくれるか、ファンの皆さんにも楽しみにしていただけたら嬉しいです」

なでしこジャパンが前回ブラジルと対戦したのはパリ五輪。グループステージで当たり、熊谷紗希のPK、そして19歳谷川萌々子の超絶ループ弾で劇的な逆転勝利を収めた。

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