
今シーズンの欧州サッカーもクライマックスを迎えており、7月1日からは2025-26に向けての移籍マーケットがスタートする予定だ。
『Planet Football』から、今回は「この夏にフリーエージェントとなる元リヴァプールのスター選手7名」をご紹介する。
ペペ・レイナ
今季所属クラブ:コモ
国籍:スペイン
現在の年齢:42歳
42歳になっても現役を続けるスペインのベテランGK。今季はコモ1907でリーグ戦11試合に出場し、安定したセーブを披露した。ただし契約は6月末までの1年契約で、クラブ側が延長オプションを行使するかは未定だ。
豊富な経験とペナルティーエリアでの冷静な対応力はまだまだ健在で、42歳という年齢ながら今季も10試合に出場するなどプロサッカーの強度にも十分に耐えられる。
アルベルト・モレノ

今季所属クラブ:コモ
国籍:スペイン
現在の年齢:32歳
かつてリヴァプールのレギュラーも務めたスペイン人の左サイドバック。現在はペペ・レイナと同じコモでプレーしているが、今季終了後にクラブ側の延長オプションが発動されなければフリーになる。
今季の出場は22試合となっており、30代になっても攻撃的なプレースタイルは変化なし。勝負強いクロスの供給でチャンスを作ることができる選手だ。
ダニー・イングス

今季所属クラブ:ウェストハム・ユナイテッド
国籍:イングランド
現在の年齢:32歳
リヴァプール時代は度重なるケガに泣いた元イングランド代表ストライカー。2023年にウェストハムへ移籍後も負傷離脱が続き、今季はプレミア先発は僅か1試合にとどまっている。
ただ、405分しか出場していないにもかかわらず1ゴール2アシストを記録しており、その技術はまだまだ健在。契約満了により夏にはフリーとなる見込みで、本人もプレータイム確保を最優先に動くはずだ。
ナサニエル・クライン

今季所属クラブ:クリスタル・パレス
国籍:イングランド
現在の年齢:34歳
2015年にサウサンプトンからリヴァプールへと加入したサイドバックのナサニエル・クライン。ボーンマスへのローン移籍を経て、2020年に古巣のクリスタル・パレスへと戻っていった。
今季は先発がわずか5試合と戦力として扱われておらず、6月の契約満了が決定的に。とはいえプレーの強度やカバーリング能力についてはまだまだ評価できるものがある。
ジェームズ・ミルナー

今季所属クラブ:ブライトン
国籍:イングランド
現在の年齢:39歳
ユーティリティ性とプロ意識の高さで“絶対的チームプレーヤー”と称されるミルナー。今季は怪我もあってブライトンでリーグ3試合出場にとどまったものの、若手へのアドバイスやトレーニング時の牽引力はクラブ内外で評価されている。
ブライトン側は再契約の打診を検討中であるが、ミルナーは出場機会を求めて移籍する可能性も高いと伝えられている。クラブ側はコーチ兼任というオファーも用意しているようだ。
ファビオ・ボリーニ

今季所属クラブ:サンプドリア
国籍:イタリア
現在の年齢:34歳
リヴァプールを離れてからはトルコとイタリアを渡り歩くようなキャリアを歩んでいるアタッカー。今季はセリエBのサンプドリアで9試合の出場に留まっており、この夏のマーケットではフリーエージェントになる予定だ。
選手としてのピークはかなり過ぎているとはいえ、ポジショニングやゴールの嗅覚についてはまだまだ期待できる。ちなみにロンドンでパデルセンターを設立するなど実業家としても活動中。
アダム・ララーナ

今季所属クラブ:サウサンプトン
国籍:イングランド
現在の年齢:36歳
昨年夏に古巣のサウサンプトンへとロマンチックな復帰を果たしたものの、クラブはプレミア歴代最速での降格が決定。選手兼アシスタントコーチを務めたララーナにとっても厳しい1年になった。
彼も今季で契約は満了を迎える。本格的に指導者の道へと進むのか、あるいはもう一年選手としてのキャリアを続けるのか、人生の判断が注目されている、