
近年は様々な国のリーグに有力な選手が移籍するようになり、それぞれのカテゴリーで注目を集めることが多くなっている。
今回は『Planet Football』から「韓国のリーグでプレーするにはあまりにも良すぎる5名の選手たち」をご紹介する。
ジェシー・リンガード
所属クラブ:FCソウル
かつてマンチェスター・ユナイテッドで長くプレーし、イングランド代表にも招集されていたリンガード。彼のキャリアはFCソウルに加入する前年に大きく停滞していた。
FAカップの決勝でゴールを決めてマンチェスター・ユナイテッドにタイトルをもたらし、2018年ワールドカップではイングランド代表の重要な存在となり、ウェストハムへのレンタル移籍ではプレミアリーグで輝きを放ったものの、この数年は苦しんだ。
昨年韓国へ移籍したあとも、加入から1か月でキム・ギドン監督から「努力とフィジカルが足りない」と公然と批判されたが現在は調子を取り戻し、Kリーグで6ゴールを記録。新しい環境でようやく本来の姿に近づいてきたようだ。
キ・ソンヨン

所属クラブ:FCソウル
リンガードと同じくFCソウルでプレーしているのが、かつてスウォンジー・シティで年間最優秀選手に輝いたこともあり、プレミアリーグで活躍した実績を持つ韓国代表キャップ110のキ・ソンヨンだ。
彼はFCソウルでプロキャリアをスタートし、2010年にセルティックでチームの躍進に大きく貢献。その後スウォンジーで6年間プレーし、リーグカップ優勝を果たした伝説のメンバーにもなった。
その後ニューカッスルやマジョルカを経て、2020年に古巣のFCソウルに復帰。現在はチームのベテランとして活躍中だ。
チ・ドンウォン

所属クラブ:水原FC
2011-12シーズン、マンチェスター・シティがプレミアリーグ初優勝を果たしたその年、サンダーランドのチ・ドンウォンが歴史に残る名シーンを演じたことを覚えているだろうか。
1月1日に行われたシティ戦で、途中出場からわずか12分でゴールを奪った。これは試合終了間際の90分での場面であり、そしてサンダーランドの決勝点でもあった。
その後は主にドイツでプレーしていたが、2021年にFCソウルで母国に復帰。昨年水原に移籍し、現在も現役を続けている。
イ・チョンヨン

所属クラブ:蔚山HD
プロキャリアをFCソウルでスタートさせたもう一人の選手がイ・チョンヨンだ。2009年には『The Times』が選ぶ「注目すべき若手50選手」に名を連ね、ヨーロッパで素晴らしいキャリアを築いた。
ボルトン・ワンダラーズでの活躍が最も記憶されているが、クリスタル・パレスでもプレミアリーグのレギュラーとして強い存在感を発揮。大きな怪我に苦しめられなければ、もっと飛躍できた選手であった。
その後、ドイツ2部のVfLボーフムでプレーし、2020年に韓国へ復帰。現在は蔚山HDでプレーし、2022年にはKリーグ優勝に大きく貢献している。同年のMVPとベスト11にも選出された。
ウム・ウォンサン

所属クラブ:蔚山HD
韓国の次世代を担う最も有望な選手の一人が26歳のウム・ウォンサンだ。まだ海外でプレーした経験はないが、トリッキーな足技とゴールへの嗅覚を持つウィンガーである。
彼の最高の得点シーズンは2022年で、蔚山HDで公式戦41試合15ゴールを記録した。それからもコンスタントに力を発揮しており、Kリーグでは随一の能力を備えている。
現在26歳で韓国代表としても8キャップを獲得しており、オランダやベルギーのリーグでも十分活躍できるポテンシャルを持っている。