日本代表としてワールドカップに2度出場した大久保嘉人氏。

191ゴールのJ1通算最多得点記録を樹立した名ストライカーは、J1史上最多のイエローカードと日本人1位のレッドカード数も記録した。

43歳になった大久保氏は、今年4月に家族とともにスペインへ移住。

同氏は、2005~2006年にスペインのマジョルカでプレーした経験があり、現在は息子さんたちがスペインでサッカーに励んでいる。

その大久保氏は、2日に行われた古巣ヴィッセル神戸の30周年記念チャリティーマッチ「LEGENDS MATCH」に出場。

帰国した際に、毎日放送の『KICK OFF! KANSAI』に出演し、日本とスペインの育成年代の違いについてこう話していた。

「育成年代で、こっち(日本)だと、このチームで3年間がんばってね、小学校の6年間がんばってねっていう感じだけど、向こうは1年1年でクビになっていくから、小さい年代でも。だから、そこが違うなと思うし、ハングリー精神が全然違う。

練習を見ていても、いくら引っ張られていても、ファウルはとらない。ファウルはとらないっていうことは、そのまま引きずりながらでも行かないといけないから、(それが)大人になっても続くじゃん。そこの強さはスペインにはあるなと」

スペインではユース世代でも1年で見限られるシビアさがあるそう。また、審判のファウル基準が違う影響でフィジカルが鍛えられると感じているようだ。

そんな大久保氏は、家族のなかではスペイン語が一番喋れるそうで、ひとりで行動することができるレベルだとか。また、いまは監督になるための勉強をしているとも語っていた。

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