今季サウサンプトンに移籍した日本代表DF菅原由勢。チームはプレミアリーグからの降格が決まり、1年での退団も噂されている。
そうしたなか、サウサンプトン系サイト『Saints Marching』は、来季は菅原と伊東純也の日本人コンビがチームで活躍するかもしれないと期待していた。
2部降格が決まったサウサンプトンは、ウィル・スティル新監督の就任が決定。弱冠32歳の同監督は、スタッド・ランスで伊東ら日本人を指導した経験を持つ。
スタッド・ランスは2部に降格したため、伊東にサウサンプトン入りの噂があるとしつつ、こう伝えている。
「サウサンプトンファンは伊東純也に関する最新の報道に興奮したに違いない。
ランスでスティル監督の下でスーパースターとして頭角を現したこのプレーメーカーは、ピッチ内外でサウサンプトンにおける新監督の移行をスムーズにする上で大きな力となるだろう。
しかし、伊東に関する噂で同胞の菅原をすぐに思い出させなかっただろうか。24歳の菅原にとって1年目は、安定した成績や華々しい活躍とは程遠いものだったが、スティル監督率いる新体制では、すべてが変わるかもしれない。
『EFL Analysis』によると、菅原はサウサンプトンのカウンター攻撃におけるXファクターとなる可能性がある。今シーズン、リーズの左サイドバックであるジュニオル・フィルポがまさにその役割を完璧にこなした。
フィルポは左サイドバックであるにもかかわらず、14得点に絡む活躍(4ゴール・10アシスト)でプレミアリーグ昇格を果たしたチームにおいて並外れた活躍を見せた。
まさにそれが、菅原がサウサンプトンにもたらすことができるものだ。
噂のスター選手、伊東が右サイドを担当し、同じ日本人の菅原が後方からサポートするシステムを想像してみてほしい。この二人のケミストリーは、サウサンプトンを再び輝かせることができるだろう」
日本代表MF田中碧が所属するリーズは英2部で優勝し、プレミアリーグ昇格が決定。バルセロナにも所属したことがある28歳のフィリポは、サイドバックながら攻撃でもチームに貢献したが、菅原は彼のような役割を担えると期待されているようだ。
同紙は「菅原は来季もサウサンプトンに残留することが確実な数少ない選手のひとり」とも伝えているが、果たして。
なお、1885年創設のサウサンプトンにはこれまでも吉田麻也、南野拓実、李忠成らが所属しており、現在は菅原だけでなく、松木玖生と高岡伶颯も保有している。