日本代表で背番号10を背負う堂安律

今夏、ドイツ1部のフランクフルトに2100万ユーロ(37.3億円)ほどの移籍金で引き抜かれた。

27歳になったレフティは、8月の時点で4ゴールを記録していたが、チームのシステム変更の影響もあり、9月以降は得点から遠ざかっていた。

その堂安は、9日のブンデスリーガ第10節で佐野海舟と川﨑颯太が所属するマインツと対戦すると、後半36分に値千金の決勝ゴールを叩き出した。

相手選手2人の間を巧みに突破して、ペナルティエリア内の深い位置に進入すると、コースを突く低いシュートを流し込んだ。

DAZNで解説した元北朝鮮代表FWチョン・テセ氏は、堂安のゴールに脱帽していた。

「完全に個の力ですね。日本人選手がこのプレーできるのはすごいですね。このフランクフルトで、ブンデスリーガで。

シュートフェイントから、(相手が)ダブルチームを組んでいるですけど、その間をシュートを選ぶところが堂安らしいですよね。

(ファーへのシュートは)インサイドキック。普通は弾丸(シュート)に逃げるんですよ、それをコースに狙う。

ちょっとすごいなぁ堂安のゴールのなかでもトップクラスに入る。

ダブルチームを組んだ間を抜いて、身体を入れ込んで、完全にフリーの状態を作ったのは素晴らしい。

あのシュートは相手GKはノーチャンスですね」

41歳のチョン・テセ氏は、日本生まれで、朝鮮大学校を経て、川崎フロンターレでプロになったストライカーで、ブンデスリーガでのプレー経験もある。

このゴールでフランクフルトが1-0で勝利。

堂安は得点後にタックルを受けた足首を痛めるようなシーンもあったがフル出場している。また、佐野もフル出場、川﨑は後半途中から出場している。

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