アルビレックス新潟シンガポールは1日、NSG Global Pte Ltdが運営する『アルビレックス新潟バルセロナ』のクラブダイレクターに、今季から大久保嘉人氏が就任したと発表した。

新潟バルセロナは、2013年にスペイン・バルセロナで創設され、以降日本人留学生がサッカーと語学、現地での生活を通じて世界で戦う日本人として成長することを目的に活動している。

現在43歳の大久保氏は、2001年にセレッソ大阪でプロデビュー。川崎フロンターレでは史上初の3シーズン連続Jリーグ得点王に輝いた。Jリーグの他、ドイツやスペインでもプレーし、日本代表として2010年、2014年のワールドカップ2大会に出場した。

2021年にC大阪で現役を引退した大久保氏は、長男・三男のスペインへのサッカー留学をきっかけに、自身も同国へ移住した。

発表によると、元日本代表のストライカーは、自身の豊富な経験を生かし、選手たちの挑戦をサポートするとともに、クラブのさらなる発展に貢献していくという。

同氏は今回のクラブダイレクター就任に際して以下のようにコメントしている。

「サッカーを通じて海外に挑戦することは、技術や戦術を学ぶだけでなく、人として大きく成長できる貴重な機会です。私自身、20年前にスペインで挑戦した経験がその後のキャリアに大きな影響を与えました。

今なお、当時の仲間との繋がりに支えられ、ワクワクした日々を過ごしています。

このプログラムでは、現地の環境で真剣にサッカーに打ち込み、言葉や文化の違いに触れながら、自分の可能性を大きく広げてほしいと願っています。

そして何よりーー『ここで得た経験が一生の財産になる』と感じてもらえるよう、私たちが全力でサポートします。一緒に、新しい一歩を踏み出しましょう」

また、新潟バルセロナの是永大輔プレジデントは、同日に自身のXを更新し、「あの大久保嘉人がオレンジに袖を通す日が来るとは!」とつづった。

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