2026年W杯予選を世界最速で突破した日本代表。
今月はW杯共催国であるアメリカ、メキシコとの2連戦を戦う。
6日には元日本代表監督のハビエル・アギーレが率いるメキシコと対戦する。
そうしたなか、『ESPN』メキシコ版は、「2026年W杯の顔、ライネスに最後のチャンスが訪れる」という話題を伝えていた。
「ディエゴ・ライネスは2018年、メキシコ代表で大きな可能性を秘めた選手として頭角を現した。そして今回、2024年以来となる代表招集を受けた。
2018年、彼はFIFA総会に出席し、メキシコがW杯開催の準備ができていることをアピールした。それから8年後、2026年W杯に出場するためのラストチャンスが与えられた。
2018年にライネスは『僕はメキシコ人であること、子供の頃からサッカーをしてきたことを誇りに思います。このスポーツのおかげで夢を叶えることができました。W杯に向けて準備は万端です。母国でW杯が開催されることほど嬉しいことはありません』と、共催発表時に語っていた。
2018年、メキシコサッカー連盟とFIFAは、ライネスを2026年W杯の顔に選出。この才能ある選手がメキシコ代表のスター選手のひとりになると予想していたのだ。
だが、彼は2024年以降、代表でプレーしていない。アギーレ監督は、代表の現スター選手であるロベルト・アルバラードの競争相手を見つける必要性から、ライネスに最後のチャンスを与えることを決めた。
25歳になったライネスは、すでにヨーロッパでのプレーも経験している。
ヘラルド・マルティノ監督は、2022年W杯に向けた最終選考で彼をW杯メンバーから外したが、ティグレスで調子を取り戻し、本大会出場への希望を再び燃え上がらせている。
彼にとって最後のチャンスは日本戦と韓国戦であり、出場時間を最大限に活用しなければならない。
『メキシコのサッカー選手にとって、代表チームの一員として、特に国際舞台でプレーすることは最高の喜び。しかし、そのためには懸命な努力が必要。その努力こそが、僕らをその舞台に近づけてくれる』とライネスは意気込んでいる」
ライネスは2018年9月に弱冠18歳でメキシコ代表にデビューした元神童。小柄な左利きのアタッカーと言うことで、久保建英らとも比較されてきた。
2019年1月にはスペインのベティスに引き抜かれるも、欧州では活躍できず。その後、母国のティグレスに移籍すると復調。
今回がW杯メンバー入りのラストチャンスになるようで、どんなプレーを見せるのか注目される。