世界最速で2026年ワールドカップ予選を突破した日本代表は、今月行われる予選残り2試合でオーストラリアとインドネシアと対戦する。

5日には敵地パースでオーストラリアと対戦するが、『Guardian』は、この試合に向けてこう伝えていた(アジア通記者の豪州側からの視点)。

「強豪日本がオーストラリア代表の前に立ちはだかるが、今がまさに彼らと対戦する絶好のタイミングだ。サムライブルーは、10キャップ以上の経験を持つメンバーが7人しかいない。

世界最速でW杯予選突破を決めた日本は、これまでの予選14試合で得失点差プラス46を誇り、代表戦キャップ数10を超える選手が7人しかいないチームをオーストラリアに連れてくる権利を獲得した。彼らはまた真の国際的勢力としての名声を確固たるものにした。

2005年、日本サッカー協会は2050年までにW杯優勝の目標を達成すると誓った。当時、人々はそれを笑ったが、今になってそこまで待つのは少し残念だ。

それはオーストラリアがAFCに加盟した頃のこと(実際は2006年)だが、今では両チームの状況はほぼ逆転している。

日本にはビッグリーグで活躍するスター選手が数多くいる。遠藤航はリヴァプールでプレミアリーグのタイトルを獲得したばかりで、三笘薫はアーセナルとバイエルン・ミュンヘンが獲得を狙っていると報じられており、彼はソン・フンミンからアジア最大のスターの座を奪おうとしている。プレミアリーグに昇格するリーズの田中碧は、多くの人にとって今シーズンの英2部で最高の選手だった。

パースのファンたちは、ヨーロッパで活躍する才能豊かな選手たちを見られる貴重な機会を心待ちにしていたはずだが、三笘と田中は不在。森保一監督は、多くの海外組スター選手たちに休暇を与え、3月の代表メンバー27人のうち、パースにくるするのはわずか13人だ。

オーストラリアのコーチングスタッフにとって、馴染みのない顔ぶれとの対戦に備えるのは容易ではないかもしれないが、勝点3獲得に必死な最強の日本と対戦するよりはましだろう。才能豊かな選手がまだたくさんいることは言うまでもなく、油断すべきではないという警告も同様だ」

今や日本代表はスター軍団と化しており、経験の浅いメンバーになったことは、オーストラリアとしては好都合ととらえているようだ。

注目のオーストラリア戦は5日に行われる。

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