かつて柳沢敦や吉田麻也もプレーしたイタリアのサンプドリア。

セリエA優勝経験もある名門だが、今季のセリエBで18位となり、史上初の3部降格が決まってしまった。

セリエBは18位から20位までが自動降格となり、16位と17位は残留をかけた直接対決のプレーオフ2試合を戦う。

ただ、『La Gazzetta dello Sport』によれば、セリエBを揺るがす激震スキャンダルによって、サンプがセリエC降格を免れる可能性も出てきたという。

問題になっているのは、15位でセリエBに残留したブレシアの不正疑惑。

2月分の給与と保険料の支払い期限に関する不正行為が疑われており、歳入庁が今月16日になってブレシアが申告した控除は存在しないと回答してきたそう。

ブレシア側は不正疑惑を否定しつつ、法的措置の構えも見せているが、有罪が確定した場合、勝点4の剥奪になる。

そうなるとブレシアは降格圏に転落。一方、18位のサンプは17位に繰り上がり、残留プレーオフを戦うことになる。

19日に行われるはずだった17位サレルニターナと16位フロジノーネとのプレーオフ1stレグは、ブレシアの疑惑により中止が決まったとのこと(ブレシアが勝点剥奪で降格になった場合、フロジノーネの残留が確定)。

編集部おすすめ