プレミアリーグのトッテナムからMLSのロサンゼルスFCに移籍した韓国代表FWソン・フンミンは、10日のシカゴ・ファイアー戦で新天地デビューを果たした。

33歳のソンを獲得するために、ロサンゼルスFCは2650万ドル(39.2億円)ほどの移籍金を支払ったとされている。

同じロサンゼルスを本拠地とするMLSのLAギャラクシーには、吉田麻也と山根視来が所属。また、MLBロサンゼルス・ドジャースには大谷翔平、NBAロサンゼルス・レイカーズには八村塁が所属している。

そうしたなか、韓国の『KBS』は、「ソンと大谷翔平がロサンゼルスをアジアで席巻」と伝えていた。

「ソンの加入により、スポーツの聖地LAはさらに注目を集めている。韓国と日本のトップアスリート、ソンと大谷が集結したのだ。

ソンと大谷が同じ地域でプレーすることになったのは、運命的なことかもしれない。韓国と日本を代表する二人の選手は、スキル、人格、そして代表チームへの献身など、多くの共通点を持っている。

ソンは、両足を使いこなせる世界でも稀有な選手だ。彼のように両足ともに完璧に駆使できる選手はほとんどいない。

大谷は、かつて現代野球では不可能と思われていた完璧な二刀流選手。投手としては最速160キロを投げ、卓越した変化球も操る一方、打者としては漫画のようなプレーでホームラン王にも輝いた。

ソンと大谷は、他のトップ選手にはない、他に類を見ない資質を備えている。

両選手は、クラブチームだけでなく、代表への献身も示してきた。ソンと同様に、大谷も代表チームに献身的に取り組んでいる。国際試合の少ない野球界では、多くの選手がWBCに慎重だが、大谷はWBCにおいて投打両方でプレーし、皆を驚かせた。

ソンは韓国サッカー、大谷は日本の野球を象徴する人物。しかし、ソンは日本で高い知名度を誇り、一方、韓国では大谷人気が高いという特徴がある。

両者は日韓両国で愛されているため、当然比較の対象となり、どちらが優れているかについて議論が交わされることもある。興味深いのは、このような議論を重ねるうちに、両国のファンの意見が似通ってくる点だ。

ソンが世界的に競争が激しいプレミアリーグで得点王に輝いたことを、日本のファンも高く評価している。

韓国でも投打で漫画のような活躍を見せる大谷は、歴代日本選手の中で最も高い人気を誇る。両選手ともに能力だけでなく人間性も優れている点について、日韓両国が高く評価している。

このような縁から、両選手が近いうちに対面する可能性は高い。日韓両国の歴代最高スポーツスターの出会いは、すでに大きな期待を集めている」

また、2人ともキャリア初期には批判されたことも共通しているとしている。

日韓のスポーツ界を代表する大谷とソンがLAで対面することになれば、確かに話題になりそうだ。

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