先月24日、ペルーサッカー連盟はワールドカップ南米予選に臨むペルー代表メンバーを発表。
MLS(アメリカ1部)バンクーバー・ホワイトキャップスで元横浜F・マリノスのGK高丘陽平とともにプレーしているFWケンジ・カブレラが初招集を受けた。
2003年1月生まれのカブレラは現在22歳。本名はケンジ・ジョバンニ・カブレラ・ナカムラで、本人のSNSでは「中村健治」と漢字で表記されている。
ペルー人の父親と日本人の母親の間に日本の滋賀県で生まれ、幼少期に父親の母国ペルーへ渡った。その後はペルーの名門アリアンサ・リマの下部組織で育ち、2021年に同国1部のFBCメルガルでプロデビュー。今年7月に北米へと活躍の場を移した。
同選手は左ウィングを主戦場とするドリブラーで、バンクーバーではチャンスメイカーとして活躍が期待されている。
現在ワールドカップ南米予選で9位に低迷するペルー代表だが、ワールドカップ出場プレーオフ圏内の7位までは勝点6ポイント差と、わずかに可能性が残っている状況だ。
同国代表は、現地時間4日にアウェイでウルグアイ代表、9日にホームでパラグアイ代表と対戦する。
今回の招集メンバーには、愛知県生まれで清水エスパルスでもプレーしたグレミオMFノリエガ・エリックも招集されている。
ワールドカップを目指す日本生まれの選手たちに注目だ。