10日に行われた日本代表とパラグアイ代表の試合で、日本代表FW小川航基(NECナイメヘン)が史上最速での2桁ゴールを達成した。

パナソニックスタジアム吹田(大阪府)で行われたキリンチャレンジカップ2025のパラグアイ戦に臨んだ日本代表は、前半21分にパラグアイ代表10番MFミゲル・アルミロンに先制点を許した。

しかしその直後、前半26分に小川が魅せた。

敵陣で味方が奪ったボールに反応し、ペナルティエリア外から右足を振り抜いて無回転ミドルシュートを放った。パラグアイ代表GKロベルト・フェルナンデスは手を当てたものの、あまりの球威にボールはそのままゴールへ。

この同点弾は、小川にとっては国際Aマッチ11試合目の出場で10ゴール。

今年8月に逝去した日本サッカーのレジェンド・釜本邦茂氏が1966年に達成した代表デビューからの12試合10ゴールを、59年ぶりに塗り替えるという歴史的偉業を果たした。

パラグアイ戦ではたびたび、敵ゴールを脅かす活躍を見せた小川。将来を嘱望されながらジュビロ磐田で苦しみ、横浜FCで飛躍し、ナイメヘンへ飛び立ったストライカーは偉業を背負いながらW杯を目指す。

なお、試合は2-2の引き分けに終わっている。

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