日本代表の上田綺世と渡辺剛が所属するオランダの名門フェイエノールトは、28日に行われたエールディヴィジ第7節フローニンゲン戦に1-0で勝利した。

後半5分に値千金の決勝ゴールを決めたのは、上田。

味方のクロスにダイビングヘッドで合わせて、見事にゴールネットを揺らした。

開幕7試合で6勝1分といまだ無敗のフェイエノールトは首位に立っており、今季6点目となった上田は得点ランキングでトップに立っている。

『FR12.nl』によれば、ロビン・ファンペルシー監督は、上田についてこう讃えていたそう。

「綺世にとって決定的な要因はいくつかある。まず、プレシーズンが好調だったこと。これはすべての選手にとって、いいパフォーマンスを発揮するための基礎だ。

チームは高い位置での守備に重点を置いた。彼はその中で本当に多くの距離をカバーしなければならなかった。そのおかげで彼は非常にフィットし、基礎的な体力はすぐに素晴らしいものになった。

その後、彼はそれをいつ、どのようにパスを受けるかというポゼッションプレーと組み合わせた。ボールキープ力も向上した。これはチームにとって非常に重要なポイントだ。

彼には渡辺というギフトも与えられた。彼らは皆、感情を持った人間であり、渡辺はそこに非常にいい貢献をしてくれた。

上田は笑顔で明るいし、ピッチ外では皆が一体感を持っている。彼はあらゆる面でその雰囲気を醸し出している。

私は綺世のことをしばらく前から知っているが、今の彼は最高のパフォーマンスを見せている。毎週、フィットした上田がハッピーにプレーしているのを見ることができているし、彼も(味方から)うまく使われている。素晴らしいヘディングだった」

ファンペルシー監督は現役時代にウィンガーからストライカーに転向した経験を持つが、上田の成長ぶりを称賛していたようだ。

また、かつてアヤックスなどでプレーした元オランダ代表マルシアーノ・フィンクも、『ESPN』で、「上田はいい走りを見せ、まず相手DFを一瞬かわした。そして相手の前に出て、美しいヘディングシュートをゴール隅に決めた。上田が間違いなくマン・オブ・ザ・マッチだった。本当に素晴らしいプレーをした。ああいう瞬間が勝敗を分ける」と讃えていた。

編集部おすすめ