日テレ・東京ヴェルディベレーザは1日、楠瀬直木氏が新監督に就任することが決定したと発表した。

今季、4年目のWEリーグで初制覇を成し遂げたベレーザ。

日本の女子サッカー界をけん引してきた名門による悲願の優勝だったが、優勝決定翌日に松田岳夫監督と関浩二ヘッドコーチが契約満了により退任していた。

ベレーザの新監督に就任する楠瀬氏は1964年4月17日生まれの61歳。2010年から2011年にかけて東京ヴェルディユースで監督を務めたのち、FC町田ゼルビアのアカデミーダイレクターに就任。トップチームで2度監督代行を務めたこともあった。

その後は女子サッカーの指導者となり、2015年から2018年にかけてU-17日本女子代表を率いると、2021年からは三菱重工浦和レッズレディースの監督に就任。2022-23、2023-24とWEリーグ連覇を達成していた。

しかし今年3月25日、浦和は楠瀬監督との契約解除を発表。「力及ばずチームを離れてしまいますが、今後のご活躍を心より願っております」と語っていた指揮官は、5月20日にベトナム1部ベカメックス・ビンズオンのコーチ就任が発表されていたが、王者の監督としてWEリーグへ電撃復帰することになった。

以下はベレーザの監督に就任する楠瀬氏のコメント。

「日テレ・東京ヴェルディベレーザ関係者の皆様、サポート企業様、ホームタウンの皆様、ファン・サポーターの皆様、新シーズンより日テレ・東京ヴェルディベレーザの監督を務めさせていただきます楠瀬です。約10年ぶりに緑のジャージに袖を通す事が出来る事に、感謝の思いと緊張感で一杯です。

昨シーズン、見事優勝された日テレ・東京ヴェルディベレーザを指揮する事は、それ以上の成果を求められる事だと理解しております。

最大限の情熱と覚悟を持って取り組み、より一層愛されるチームとなるよう努力を惜しまず邁進して参ります。よろしくお願い致します。」

なお、ベレーザは同日、昨季までサンフレッチェ広島レジーナでヘッドコーチを務めていた鈴木俊氏のヘッドコーチ就任も発表している。

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