2007年のU-20ワールドカップに出場した「調子乗り世代」。安田理大や柏木陽介、槙野智章を中心とした明るいチームカラーを持ち、のちのA代表の中心選手を多数生んだことで知られる。
『DAZN』のプログラム「内田篤人のFOOTBALL TIME」に出演した元日本代表MF佐藤勇人は、その「調子乗り世代」の選手たちの発言に驚いたことがあるそうだ。
ともにゲスト出演していた坪井慶介らとともに世代の話になった際、佐藤勇人はこんな衝撃のエピソードを明かしていた。
坪井「調子乗り世代もいい選手がたくさんいるからね」
佐藤勇人「調子乗り世代が出た頃、自分と寿人(弟:佐藤寿人)がグアムで自主トレをやっていたんです。
寿人が『チームメイトも連れてきていい?』といって、槙野智章と柏木陽介が来たんですよ。
この4人で自主トレをやったんですけど、最初の二日目くらいに『勇人さんはもう終わったんで。これからは僕らの時代なんで』って言ってきて。
二日目ですよ。柏木と槙野。あいつらすごいわと。全然自主トレはやってなかったですけどね、ずっと喋ってた(笑)」
佐藤勇人や佐藤寿人は2004年のアテネ五輪世代で、1981~1982年生まれ。一方の槙野や柏木ら「調子乗り世代」は1987~1988年生まれである。
5年ほどしか違わない上にJリーグの先輩でもある選手に対して「もう終わったんで」と言えるとは、まさに「調子乗り」である。