日本代表MF田中碧が所属するリーズ。
昨シーズンはイングランド2部リーグで優勝し、今シーズンからはプレミアリーグを戦っており、ここまで6試合で2勝2分2敗という戦績となっている。
田中は第2節アーセナル戦で膝内側側副靭帯を負傷して一時離脱した後、第5節ウォルヴァーハンプトン戦で復帰した。
ただ、そのウォルヴァーハンプトン戦を含めた最近2試合のプレータイムは7分、3分にとどまっている。
『BBC』によれば、地元リーズ出身のロックバンドである”カイザー・チーフス“のベース担当サイモン・リックスは、『Don't Go To Bed Just Yet』でこんな話をしていたそう。
「どの選手も責めることはできない。田中はあるかもしれないが、彼はあまり慣れていないポジションでプレーしている。全員がよくプレーしているので、問題は他にあるはず、つまりマネージメントだ。
彼(田中)は左のセントラルミッドフィルダーなのに、右ウィングでプレーしていた。まったく理解できない。ダニエル・ジェームズが万全なら、あるいはジェイデン・ボーグルやジェームズ・ジャスティンをそこに起用するべき。他の選択肢はあった。
彼(監督)が田中を投入したのは、優れた選手だからだろう。彼はピッチで(相手に)混乱を生み出すが、実際はボールタッチがよくなかった。
(チームとして終盤に失点が多いのは)13~14人のいい選手がいるが、1~2人が負傷したら、実質11人になる一方、他チームは20人もの戦力を抱えているからか?チームの層が薄くなっているのではないか」
直近のボーンマス戦は終了寸前の失点により、2-2で引き分けることになったが、ダニエル・ファルケ監督による田中の起用法にも疑問を呈していたようだ。
なお、カイザー・チーフスというのは南アフリカの強豪サッカークラブの名前でもある。かつてリーズのキャプテンとして活躍した元南アフリカ代表DFルーカス・ラデベは、カイザー・チーフス出身であり、それが理由でこのバンド名にしたそう。