今夏の移籍市場で複数のクラブから注目を集めている日本代表MF三笘薫。

その中でも、ドイツ王者バイエルンは移籍先の有力候補としてたびたび名前が挙がってきたが、移籍の実現にはいまだ不透明な要素が残されているようだ。

米メディア『SBNation』は21日、三笘とバイエルンの関係に関する最新動向を報道。クラブ内部では三笘の獲得に対し懐疑的な声が上がっていると伝えた。

記事によれば、一部の幹部は三笘に対して「決定的な確信が持てない」と感じており、現時点では移籍にゴーサインを出すには至っていないとそうだ。

また、三笘と並ぶ補強候補として名前が挙がるリヴァプールのオランダ代表FWコーディ・ガクポについても、約7,000万ユーロの評価額に見合うかどうかをめぐって、クラブ内で意見が割れているようだ。

一方で、ミランのラファエウ・レオンにはクラブ内に多くの支持者がいるとされ、補強リストの上位に位置づけられている模様。さらに、PSGのブラッドリー・バルコラにも関心があるが、獲得可能かどうかは現段階では不透明だという。

こうした状況を踏まえ、バイエルン内部ではドルトムントの若手ジェイミー・バイノー=ギッテンスやラファエウ・レオンが有力候補として挙げられているとのこと。

なお、左ウイングの補強を急ぐバイエルンでは、スポーツ部門を統括するマックス・エベール取締役が急遽アメリカから帰国したことが報じられており、移籍市場における本格的な動きが始まる兆しとも見られている。

三笘の去就も含めたバイエルンのウイング補強戦略にますます注目だ。

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