意外なクラブの下部組織で育った「プレミアリーグのスター5名」
意外なクラブの下部組織で育った「プレミアリーグのスター5名」

今、サッカー界では少年時代から国を渡ることが一般的なものになり、ビッグクラブのアカデミーには各地から優秀な人物が集まっている。

今回は『Planet Football』から「他のアカデミーから引き抜かれた経験を持っている、信じられないワンダーキッズたち」の一部をまとめてご紹介する。

リオ・ングモハ

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所属クラブ:リヴァプール

かつて所属していたアカデミー:チェルシー

リヴァプールアカデミーの最新鋭スター候補生は、プレミアリーグにおける史上最年少得点者の記録を20年ぶりに更新してみせた。今最も注目される選手の一人になった。

彼はチェルシーのアカデミーで8年間を過ごした選手であったが、昨年夏にリヴァプールからスカラーシップのオファーを受け、ロンドンを離れてマージーサイドへとやってきた。

そしてイングランドU-16のメンバーとして活躍する一方でリヴァプールのユースの中心となり、アルネ・スロット監督に高く評価されるヤングスターになった。

オマリ・ハッチンソン

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所属クラブ:ノッティンガム・フォレスト

かつて所属していたアカデミー:チェルシー、アーセナル

数々の有望選手をアカデミーに迎え入れているチェルシーとアーセナル。それを経験したプレーヤーの一人が、今ノッティンガム・フォレストでプレーしているオマリ・ハッチンソンだ。

4歳でチェルシーの下部組織に加入し、それからチャールトン・アスレティック、アーセナル、そしてチェルシーに戻ってトップチームに1試合だけ出場した。

その後イプスウィッチ・タウンへと貸し出されて完全移籍。さらに今季はノッティンガム・フォレストへ加入しており、期待のヤングスターとして注目されている。

アレハンドロ・ガルナチョ

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所属クラブ:チェルシー

かつて所属していたアカデミー:アトレティコ・マドリー

スペイン人の父とアルゼンチン人の母の間に生まれ、マドリードで育ったガルナチョ。アトレティコ・マドリーの下部組織で5年間を過ごしたあと、2020年10月にマンチェスター・ユナイテッドへと移籍した。

そしてイングランドでの最初のフルシーズンとなった2021-22で、マンチェスター・ユナイテッドをFAユースカップ優勝に導く活躍を見せて「チームの年間最優秀選手賞」に輝いた。

今季はマンチェスター・ユナイテッドからチェルシーへの移籍を決断し、新たなステージへと進んだ。シニアではやや伸び悩みを見せているとはいえまだ21歳。今後のブレイクを期待したいところ。

ラヒーム・スターリング

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意外なクラブの下部組織で育った「プレミアリーグのスター5名」

所属クラブ:マンチェスター・シティ、チェルシー

かつて所属していたアカデミー:QPR、リヴァプール

ングモハやブリュースターなど、ロンドン生まれながらリヴァプールの下部組織で育つ選手は数多い。その先駆者と言えるのはラヒーム・スターリングだ。

彼は5歳のときに生まれ故郷のジャマイカを離れ、ロンドンでウェンブリー近くの学校に通った。地元のクラブで育った後、QPRのアカデミーに入団し、そこで才能を開花させ、多くのクラブからスカウトされた。

母親は「ロンドンのギャング文化から離れさせたい」という意向を持っており、そのためスターリングはリヴァプールのアカデミーを選び、マージーサイドでトップレベルの選手に成長することになる。

ナタン・アケ

意外なクラブの下部組織で育った「プレミアリーグのスター5名」
意外なクラブの下部組織で育った「プレミアリーグのスター5名」

所属クラブ:マンチェスター・シティ

かつて所属していたアカデミー:チェルシー

ヨーロッパ各地から才能ある若者がプレミアリーグのユースチームに加わることは、今や一般的なものになった。

オランダのハーグで生まれ育った彼は、地元を離れたあとでフェイエノールトのアカデミーを経てチェルシーへと移籍。ナサニエル・チャロバーやロフタス=チークとともに、2012年のFAユースカップ優勝に大きく貢献した。

トップチームでは控え選手として数回の出場に留まったが、その後レディング、ワトフォード、ボーンマス、そしてマンチェスター・シティで活躍した。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

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