J2のRB大宮アルディージャは24日、トップチームを率いる長澤徹監督の解任、および宮沢悠生新監督の就任が決定したと発表した。
名称が「RB大宮アルディージャ」に変更されるなど、今季からレッドブル・グループによる本格的なクラブ運営がスタートした大宮。
しかし後半戦に入ると勝点が伸び悩み、第28節の北海道コンサドーレ札幌戦から直近の第30節FC今治戦まで、まさかの3連敗を喫してしまう。
ついに順位は昇格プレーオフ圏外の8位に。9年ぶりのJ1復帰に黄色信号が灯った中で、今回の長澤監督解任という決断がなされた。代表取締役社長の原博実氏は以下のようにコメントしている。
「クラブを代表して、長澤徹氏のこれまでの貢献に心より感謝しています。また、2023年のJ3降格後の難しい時期に監督を引き受けてくれたことを本当に感謝しています。
彼のリーダーシップと献身的な取り組みは、2024年のJ2昇格と今シーズンのこれまでの発展に重要な役割を果たしてくれました。今後の長澤氏の活躍を祈っています」
新監督の宮沢悠生氏は、オーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクやそのセカンドチームであるFCリーフェリングで指導者キャリアを積んできた40歳。宮沢氏の監督就任に関するクラブ関係者のコメントはこちら。
ヘッドオブスポーツ スチュアート ウェバー氏
「新たに宮沢氏をRB大宮アルディージャに迎え入れることができ、非常にうれしく思います。同氏の国際的な指導経験は、我々のクラブにとって重要な価値となります。
同氏が必要とするリソースを準備し、最大限のサポートを行うことで、我々が目指す成功を成し遂げられる最高の環境を作っていきます。共に、我々の目標を達成し、将来の強いチームを構築することに全力で取り組んでいきます」
代表取締役社長 原博実氏
「我々の密接な関係を通じて、ヨーロッパでの指導経験がある宮沢氏をRB大宮アルディージャに連れてくることができました。
同氏の経験とリーダーシップが、このクラブをさらに発展させてくれることを確信しています。同氏の指導のもと、J1昇格に向けて、全力で戦い続けていきます」
新体制となったRB大宮アルディージャの次戦は27日(土)、昇格争い生き残りをかけた7位ジュビロ磐田とのアウェイゲームに臨む。