MLBのロサンゼルス・ドジャースで活躍する大谷翔平。
2023年9月に右肘の靱帯を再建する二度目のトミー・ジョン手術を受けて以降は、ピッチングを封印してきたが、このほど実戦登板が決まった。
そうしたなか、『India Today Sports』は、「大谷翔平とは何者なのか。ロナウドやメッシよりも多くのスポンサー収入を得るアスリート」という話題を伝えていた。
「圧倒的な投球と強打という稀有な二刀流の才能で世界的に知られる日本の野球スター、大谷翔平は、クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシ、レブロン・ジェームズ(NBA選手)、タイソン・フューリー(ボクサー)よりも多くのスポンサー収入を得ている。
彼は現代の野球選手像を塗り替えた。2018年にメジャーリーグデビューを果たすと瞬く間に屈指の才能を持つ選手のひとりになり、打線と守備の両方で卓越したスキルを発揮し、ファンを魅了。
2024年、大谷はドジャースと画期的な10年総額7億ドル(1014億円)の契約を締結した。これは当時のプロスポーツ史上最高額の契約だった。
Forbes誌の『世界で最も稼ぐアスリート50人』によると、大谷翔平は総収入1億250万ドル(148億円)で世界で最も稼ぐアスリートの中でも際立っている。
注目すべきは、このうち1億ドル(144億円)がスポンサー収入であるのに対し、試合での収入はわずか250万ドル(3.6億円)だということ。これは主にプレー契約からの収入が多いロナウドやメッシといったスター選手とは対照的。
大谷は世界的な人気を誇り、マーケティング面でも最強レベルになった。2025年には1億ドルのスポンサー収入があり、これはロナウド、メッシ、レブロン、フューリーを上回るもの。
ニューバランス、セイコー、ポルシェジャパン、三菱UFJ銀行など、20以上の大手ブランドと提携。彼の人気はドジャースにも恩恵をもたらし、彼の存在によって日本のスポンサーシップから推定7000万ドル(101億円)の追加収入を得ている。
野球史上最も優れた二刀流選手の一人として評価される大谷は私生活では謙虚な人柄で知られる。
大谷翔平のフィールド上の卓越したパフォーマンスとフィールド外での市場価値という稀有な組み合わせは、野球界を変えただけでなく、彼を世界的なスポーツのアイコン、この業界における強力な経済力へと変貌させた」
ちなみに、イギリスが旧宗主国である人口14億人のインドでは、クリケットが一番人気のスポーツ。
インド最高のクリケット選手とされるヴィラット・コーリの年収は84.7億ルピー(143億円)ほどだそうで、Instagramのフォロワー数も2.7億人を誇る(アスリートのなかではロナウド、メッシに次ぐ3位)。